妊娠初期症状がない!赤ちゃんは大丈夫?

妊娠初期の病院
本やネット、友だちなどからの情報収集で、妊娠初期にはつわりや胸の張りなどを感じることがあると、多くの人がご存じかと思います。うまく乗り越えられるか不安に感じる一方、逆にそうした症状が出ないと、「赤ちゃんがちゃんと育っていないのでは?」と不安になってしまうかもしれません。今回は妊娠初期におこる
症状についての理由や、赤ちゃんの状態との関連性を理解しておきましょう。

妊娠初期症状がないとダメなの?

考える女性
妊娠初期にはつわりをはじめ、さまざまな症状が現れることが本やネットなどに書かれています。では、そうした症状がないと、おなかの赤ちゃんに何かトラブルが起こっているのでしょうか?妊娠初期症状を経験する人の割合や、そうした症状が起きる理由について考えてみましょう。

妊娠初期症状を経験しない妊婦さんは約2割

「妊娠初期」といわれる妊娠4~15週、つまり2~4カ月目で多くの人が感じるさまざまな症状を「妊娠初期症状」とよび、つわりや胸の張り、頭痛などが挙げられます。多くの場合、妊娠中期に入るころには収まりますが、中にはこうした症状を経験しないまま妊娠初期を乗り越えた人も少なくありません。統計による正確な数字は出ていませんが、産婦人科医の所見によると約2割の人が妊娠初期症状を経験しないとされています。

ホルモンバランスの変化と妊婦さんの身体

子宮に新しい命が宿ると、妊婦さんの身体は、その命を育てて産むために適した状態へと変化します。このとき、身体に影響を及ぼしているのが月経とも関係の深い「エストロゲン(卵胞ホルモン)」「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という二つのホルモンと、受精卵が着床して分泌される「ヒト絨毛(じゅうもう)性ゴナドトロピン(hCG)」というホルモンです。

エストロゲンとプロゲステロンは月経周期の中で、一方の分泌量が増えれば他方は減るといった動きを見せながら、女性の身体を調整しています。ところが、妊娠すると二つのホルモンとも分泌量がどんどん増えていきます。エストロゲンもプロゲステロンも、子宮の環境を整え、胸を大きくするなど、赤ちゃんが育ちやすいように妊婦さんの身体に指令を出すのです。

もう一つのホルモン、hCGは胎盤の元となる「絨毛(じゅうもう)」というところから分泌されます。エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が、妊娠後期までゆるやかに増加していくのに対し、hCGは妊娠初期に急激に増え、妊娠3カ月をピークにその後は減少します。hCGには子宮の収縮を抑え、体温を上げるなど妊娠を維持するよう促す役割があります。

このように、妊娠した身体は普段とはまったく異なるホルモンバランスを取るようになりますが、多くの場合、身体そのものが変化にうまく適応できません。それが症状となって現れたのが、妊娠初期症状と考えられています。

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おもな妊娠初期症状と考えられる原因

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妊娠初期症状は妊娠初期の急激なホルモンバランスの変化が影響を原因の一つと感がられていますが、実をいうとそのメカニズムははっきりとはわかっていません。
妊娠初期に現れるおもな症状とその原因について紹介しましょう。

つわりに影響を与えるhCG

妊娠初期に起こる症状として、真っ先に挙げられるのが「つわり」。吐き気や気分が悪くなるなど、不快な症状全般を「つわり」と呼んでいます。食欲が落ちる、すっぱいものが食べたくなる、食べ物のにおいに敏感になるなど、症状はさまざま。つわりは妊娠3カ月ごろにピークが来ることが多いことから、妊娠初期にhCGが急激に増えることと関係しているという説があります。

胸の張りや眠さ、頭痛とホルモン

妊娠初期には、胸の張りや痛みを感じることがあります。エストロゲンやプロゲステロンには胸を大きくする働きがあり、乳腺細胞や乳管といった母乳と関係するところが発達します。こうしたことが影響していると思われます。

また、眠気や頭痛も妊娠初期にみられる症状のひとつ。これらはプロゲステロンが関係しているといわれています。プロゲステロンには体温を上げる作用と催眠作用がありますが、子宮で赤ちゃんを育てるために女性の身体を安静に保つという意味では必要なことと考えることもできます。

プロゲステロンには血管を拡張する働きもあり、拡張された血管が神経を刺激して片頭痛が起こりやすくなるようです。
その他にも、微熱が続く、便秘・下痢になる、肌が荒れる、むくみを感じるといった症状が現れます。これらの症状にも、ホルモンの分泌量が増えることと関係していると思われます。

妊婦さんのストレスも要因に

ただし、妊娠初期のさまざまな症状を引き起こすのは、必ずしもホルモンだけとは限りません。ホルモンバランスの変化は多くの妊婦さんに当てはまるにもかかわらず、症状の程度には個人差があるからです。妊娠中、妊婦さんの生活は普段と大きく変わります。妊娠・出産に対する不安やプレッシャー、思い通りにいかないイライラなども妊娠初期の症状を起こしている可能性があります。

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年齢は40代前半。家族構成は夫、娘(8歳)です。企業取材中心のお堅い記事ばかり書いていたライター歴19年の母です。子どもが生まれたのを機に、教育や家計などの記事も書くようになりました。資格保持は中学社会1種・高校地理歴史1種教員免許です。子育てポリシーは「子どもは親が知らない未来を生きる」

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