先天性風しん症候群の症状・原因・対策・予防法

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先天性風しん症候群の症状・原因・対策・予防法

赤ちゃんに健康に生まれてきて欲しい、母子ともに健康であって欲しいと思うのは、妊婦にとってもそのパートナーにとっても大きな願いでしょう。

この願いを叶えるためには、妊婦とその周囲の人間が気を付けなければならないことも多くあります。

今回はそのひとつとして、赤ちゃんに発生する可能性がある「先天性障害」である「先天性風しん症候群」についてご紹介します。

先天性風しん症候群とはどのような症状があり、原因があり、対策や予防法があるのかについて詳しく解説します。

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先天性風しん症候群による症状

風疹の女性

ではまず、先天性風しん症候群が赤ちゃんに発生してしまった場合、どのような症状が起こりうるのかについてご紹介します。この症状は幅広いものであり、中には重篤なものも含まれているため十分な注意が必要です。

まずは、目に発生する障害についてです。先天性風しん症候群にかかると、生まれつき白内障や網膜症、緑内障などの障害が発生する可能性があります。

白内障は黒目部分が白くにごり、視界がにごってしまう症状です。網膜症は目の奥にあり、視覚情報を受け取って脳に伝える機能が低下してしまう症状です。緑内障は、視界の一部が欠けてしまう症状です。

次に、耳に発生する障害についてです。先天性風しん症候群にかかると、生まれつき耳が聞こえにくい、難聴障害になってしまう可能性があります。

さらに、心臓にも影響が発生することがあります。動脈管開存症という、赤ちゃんが生まれた時に本来であれば閉じるはずの血管が閉じず、負担が増加してしまう症状が発生することがあります。

この他にも、低体重での出産となってしまう可能性や、血小板が少なく傷を治す能力が低くなってしまう症状が発生するなどの多種多様な影響が発生する可能性があるのです。

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先天性風しん症候群の原因

風疹の赤ちゃん

それでは、先天性風しん症候群はそもそもなぜ発生してしまう病気なのでしょうか。この原因となっているのは、妊娠中、母体が風しんにかかることです。

特に妊娠初期に風しんにかかってしまった場合、このウィルスが胎児に感染する可能性が高くなります。上記の症状はこの場合に発生するものです。

では、そもそもこの風しんがどのような病気であるのかについて説明します。風しんは発熱とともに、赤い斑点のような発しんが起こる病気です。場合によっては後頭部頭痛などが併発することもあります。

風しんは、「人生で一度かかると二度とはかからない病気である」と言われることがあります。実際、ほとんどの場合二度目の風しんにかかることはありません。

しかし、子どもの頃の記憶は不確かなもので、ハシカやリンゴ病にかかったのを風しんにかかったものと間違って記憶している例が少なからずあります。

また、風しんには予防接種がありますが、この予防接種の効果も妊娠期にまで維持しているとは必ずしもいえません。

現在は予防接種の効果をより高めるため、子どもの頃に2回接種を行うようになっていますが、この制度が始まったのは平成2年以降です。そのため、それ以前に生まれている方は、もう一度予防接種を受けるようにするとよいでしょう。

風しんに注意しなければならないのは、妊婦本人だけではありません。そのパートナーの男性も十分な注意が必要です。

風しんは女性よりも男性にかかりやすいもので、特に20代から40代の父親となりやすい世代の男性に多く見られます。男性は、気付かぬうちに妊娠中の女性に風しんを感染させてしまわないようにくれぐれも注意しましょう。

先天性風しん症候群への対策

予防接種

それでは、妊婦の方がお腹の赤ちゃんに先天性風しん症候群がかからないようにしたい場合、どのような対策があるのでしょうか。まずは、自分にリスクがあるかどうか、しっかりチェックをしておくことが重要です。

実は「過去に風しんにかかったかどうか」「過去に風しんワクチンを2度接種しているかどうか」は、血液検査を行うことで判断することが可能です。これは、妊娠をする前に行わなければ意味がありません。

もし、この検査の結果、抗体価が低いことが分かったら、妊娠をする前にワクチンの接種を行うことで先天性風しん症候群の可能性を減らすことができます。

今すぐに妊娠をしたいと思っている人だけではなく、将来的に妊娠をしたいと考えている人も、まずは自分の風しん抗体価を検査してもらうとよいでしょう。

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先天性風しん症候群の予防法

ワクチン

では、先天性風しん症候群を予防する方法はないのでしょうか?

風しんという病気は、非常に感染力の強い病気として知られています。冬場に高い感染力によって猛威を振るうインフルエンザの数倍にも及ぶ感染力を持っているため、手洗いやマスクなどの基本的な対処法だけではなかなか予防することができません。

もちろん、手洗いやうがいなど普段から気を付けた生活を送ることは大切ですが、それだけではなく、やはりワクチンによる対策を行うことが重要になります。

おわりに

先天性風しん症候群は、先天性の障害であるものの「防ぐことができる」障害です。子どもに大きなハンデを負わせないために、妊婦とその周囲の人は注意しなければいけません。

そして未来に生まれてくる赤ちゃんが生まれつきの病気を持たないよう、将来ママになりたい人は風しんの抗体検査を受診をしておくようにしましょう。

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