【医師監修】見逃さないで!一般的な、流産の四つの兆候や症状

監修医師プロフィール:清水なほみ 先生のイラスト 清水なほみ 先生

2001年広島大学医学部医学科卒業、広島大学附属病院産婦人科・中国がんセンター産婦人科・ウィミンズウェルネス銀座クリニック・虎の門病院産婦人科を経て、2010年9月「ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~」を開業。

日本産科婦人科学会専門医、日本不妊カウンセリング学会認定カウンセラー。女性医療ネットワーク発起人・NPO法人ティーンズサポート理事長。

日本産婦人科学会専門医で、現在はポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長。病院に行きづらいという患者さんの悩みを、現役医師の知識を活かしてサポートします。

http://www.vivalita.com/staff.html

赤ちゃんを思う母
流産とは、何らかの原因で妊娠22週以前に胎児が流れ出てしまうことを言います。一言で流産と言っても、さまざまな名称があり、その注意点も多いです。どのような要因から流産になってしまうのでしょうか。また、流産の兆候や症状はどのようなものなのでしょうか。流産の基礎を学び、流産にならないための注意点をまとめます。

一般的な流産の種類と要因について

流産を告げられた女性
流産する確率は全妊娠の8〜15%の割合でほとんどが妊娠初期に生じると言われています。妊娠12週未満に起こる流産は初期流産、妊娠12週から22週までに起こる流産は後期流産と呼ばれていますが、流産にはさらにどのような種類があるのでしょうか。

増加傾向にある稽留流産について

稽留流産は、胎児が死亡しているにも関わらず、子宮内にとどまっている状態のことを指します。自覚症状がほとんどないことから、自分で気づくことは難しい流産です。胎児が確認できる週数になっても確認できない、または心拍の確認ができないことで発覚します。自然と胎児が流れ出てくることを待つ場合もありますが、多くの場合取り除く手術を行います。

症状が現れにくい化学流産について

化学流産は、着床した受精卵が妊娠を継続できずに超音波で胎嚢を確認できる前に流れてしまうことを指します。妊娠検査薬にも陽性反応を示す一方で、実は着床前に起きる流産と言われています。そのため、妊娠の兆候にも気づかずに自覚症状が現れないまま化学流産してしまう女性もいます。妊娠反応が陽性に出たのに胎嚢を確認できず、そのまま月経様出血がおきることで判明します。

実はいわゆる流産ではない切迫流産

一般的に「流産」と聞くとネガティブな印象を持ちがちですが、切迫流産はあくまで流産しかけている状況を指している言葉であり、治療によってはそのまま妊娠を続行できる状態のことを指します。進行してしまう流産は染色体異常が原因となることが多い症状ですが、切迫流産であればまだまだ妊娠を続ける希望が残っています。

流産を引き起こす主な原因について

例外はあるものの、初期流産の主な原因は、染色体の異常や先天性の異常がほとんどです。流産は誰のせいでもないのです。しかし後期流産になると、ママの体側にも原因があることが増えます。子宮の異常や感染症などにより流産につながることがあるのです。そのため、妊娠中の体調の変化や管理などは注意してみるようにしましょう。

参考:日本産科婦人科学会「流産・切迫流産」

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一般的な流産に見られる兆候と症状

貧血で悩む女性
流産の原因はさまざまで、誰にでも起こりえます。そんな流産には、自覚症状があるものとないものがあります。では、一般的に自覚症状がある流産にはどのような兆候が見られるのでしょうか。流産における主な兆候と症状についてまとめます。

妊娠初期に出血が起きた場合

妊娠中の出血でも流産ではなく、病気のサインや感染症の兆候として現れることもあります。不正出血=流産ではありませんが、女性の体に何かしらの異常があると考えられるため、医療機関を受診しましょう。

激しい腹痛や下腹部に痛みを感じる場合

妊娠によって子宮が大きくなっていくと、周りの支持組織も引き伸ばされるために、鈍い痛みや突っ張るような感じは正常な妊娠でも起こりえます。しかし、激しい腹痛や下腹部の痛み、さらに出血等が見られた場合はすぐに医療機関を受診しましょう。完全流産が起きた場合は、子宮内のものがすべて流れ出てしまいます。また、子宮外妊娠の場合も胎児が成長できないことから出血や腹痛を感じることがあります。

妊娠中の基礎体温が低下している場合

妊娠初期は高温期と呼ばれ、基礎体温が高くなっています。基礎体温の低下は、流産の前兆と言われることがありますが、必ずしも関係があるわけではありません。基礎体温の低下は、外気温の変化やストレス、不眠などの原因から起こることもあります。基礎体温の低下に加え、出血や腹痛などを感じる場合は、念のため受診しましょう。

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10,8,2歳の男の子のママです。賑やかすぎる毎日を子どもたちと一緒に過ごしています。

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