妊娠中には、経験してみなければわからないことがたくさんあります。しかし、情報を得ておけば、事前によい心構え、準備ができます。妊娠で大変なのは、つわりだけではありません。おなかが大きくなるにつれ、困ることも増えていきます。
今回は、妊娠中の体形の変化とともにおこる四つの困ったことと、対処法をまとめました。
妊娠線
妊娠中には、お尻や足など、おなか以外の体形も変化し、おなかが大きくなっていくのに皮膚がついていけず、皮膚の表面が裂けて、妊娠線ができることもあります。また、おなかだけでなく、太ももやお尻、バストなどにできる場合もあります。妊娠するとお尻が大きくなるのは、大きなおなかを支えるためです。おなかだけでなく、お尻まわりがきつくなって、妊娠前のパンツがはけなくなるかもしれません。けれど安心してください。太ったわけではなく自然な現象です。
妊娠線を予防するには
大きなおなかを支えるために、足の付け根が圧迫されて痛みを感じたり、足がむくんだりすることもよくあります。意識的に足を動かすようにしましょう。運動するのが難しい場合は、軽いストレッチや足浴をするのもよい方法です。妊娠線を予防するためには、保湿が大切です。妊娠5カ月、6カ月頃から、専用のクリームなどをつかって、予防しましょう。クリームなどを塗りながらやさしくマッサージすると、リラックスした気分にもなれます。
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体調の変化
妊娠しておなかが大きくなってくると、体形の変化は体調にも影響を与えます。その症状を次にご紹介いたします。
腰痛
おなかが大きくなると、姿勢が悪くなり、腰や背中に負担がかかるようになります。それが腰痛の原因です。そして腰痛は、そのほかの不調も引き起こします。妊婦向けのマッサージや、体操やヨガを行うとよいでしょう。骨盤まわりの筋肉が鍛えられると安産につながりますし、運動はストレス解消にもなります。ヨガ教室などに参加すれば、ママ友を作るよい機会にもなります。
頻尿・便秘
子宮が大きくなると、ぼうこうや大腸を圧迫し、便秘や頻尿を引き起こすことがあります。どちらも自然な現象で、大抵の場合、産後には解消されます。出掛けるときには、トイレ休憩も考慮にいれて、スケジュールを組みましょう。簡易トイレを車に積んでおくのもよいでしょう。便秘がひどくなると、痔(じ)になってしまう場合もあります。
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