絨毛膜羊膜炎の症状・診断基準・原因・治療・予防・入院の必要性

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絨毛膜羊膜炎の症状・診断基準・原因・治療・予防・入院の必要性

妊婦さんにとって「早産」「流産」などのワードは耳をふさぎたくなるものです。今回ご紹介する絨毛(じゅうもう)膜羊膜炎(まくようまくえん)はそれらの原因ともなる病気の一種です。

皆さんは胎児がどのような環境で成長しているかをご存じですか?おなかの中の赤ちゃんは「絨毛(じゅうもう)膜」「羊膜」「脱落膜」という三つの膜に包まれています。胎児のお布団セットと言えばわかりやすいかもしれませんね。これらの膜は胎児を外敵から守ってくれるバリアーの役目を果たしています。そのバリアーのうちの「絨毛(じゅうもう)膜」と「羊膜」に傷がついてしまい、菌が入ってしまう病気が絨毛(じゅうもう)膜羊膜炎です。

絨毛(じゅうもう)膜羊膜炎にかかると、予定よりも早く子宮が収縮してしまう恐れがあり、早期破水や切迫早産、流産などを引き起こしてしまう可能性が高まります。早産とは妊娠22週0日から37週6日に出産することを指しますが、28週未満の早産のうち約80%は絨毛(じゅうもう)膜羊膜炎が原因というデータもあります。産婦人科の先生方の中でも特に気をつけるべき病気とされています。とても恐ろしい病気に思われてしまうかもしれませんが、きちんと症状を知り、早期発見に努めれば怖くありません。どのようなことが原因なのか、予防はできるのかということを一緒に学んでいきましょう!

絨毛(じゅうもう)膜羊膜炎の症状

自覚症状

症状としては自覚症状があるものとないものの2種類に分類されます。多くの方は前者で、無自覚な場合が多いようです。しかし、無自覚な方の場合でも子宮頸管(けいかん)の短さや子宮の入り口が柔らかくなっていることが定期健診でわかった場合には、絨毛(じゅうもう)膜羊膜炎を疑われることがあります。ちなみに子宮頸管(けいかん)とは子宮の下のほうにあって、子宮の内側の口と外側の口を結んでいる管のことです。赤ちゃんが下がってくることを防ぐために、出産時までは固く閉じていて、適度な長さを保っています。

一方症状が見られる場合には以下のことがあげられます。

  • おりものの色が、灰色がかった白色になる。(分泌量にさほど変化はない。)
  • おりものが臭う。
  • 下腹部の痛みを感じるようになる。

これらの変化が見られた場合にはすぐに病院に行くことをおすすめします。さらに重症化すると、38度以上の発熱や子宮の圧痛が見られるようになり、治療を施しても病気の進行を防ぐことができず、最悪の事態に陥ってしまうケースも考えられます。

絨毛(じゅうもう)膜羊膜炎の診断基準

試験管

絨毛(じゅうもう)膜羊膜炎を疑われた場合、血液検査、膣(ちつ)分泌物検査、羊水検査という検査が行われます。膣(ちつ)分泌物検査とは膣(ちつ)内を綿棒でこすり、その分泌物を調査して異常がないかを検査する方法です。羊水検査は、出生前診断などを希望されている方の場合、ご存じかもしれません。その名の通り、羊水をとってその成分から胎児の細胞を調査する方法です。また、自覚症状がある場合にはそれも大切な判断基準になります。

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絨毛(じゅうもう)膜羊膜炎になる原因

歯痛

絨毛(じゅうもう)膜羊膜炎はさまざまな細菌が体の中に入り込むことによって発症します。まず膣(ちつ)炎や子宮頸管(けいかん)炎を発症し、その後菌が体中に回ってしまうことにより絨毛(じゅうもう)膜羊膜炎になってしまうのです。普段であれば多少の細菌が体内に入っても問題ないのですが、妊娠中こともあり免疫力が低下しているため発症してしまうと考えられています。

さらに、妊娠中のコンドームを使用しない性行為は絨毛(じゅうもう)膜羊膜炎になる大きな原因です。精液の中には炎症を引き起こす細菌が含まれているのです。もちろん、普段の状態であれば特に影響のない細菌ですが、妊娠中は病原菌に対する抵抗力が弱くなっているため、注意が必要です。

参照:精液中の細菌-ウィメンズ・クリニック 大泉学園

ほかにも歯肉炎なども発症の可能性があります。口と体内は関係なく思われますが、実は歯肉炎の妊婦さんときちんと治療をしている健康な妊婦さんとでは、早産のリスクが7倍も違うのです。「歯肉炎かも…」という方はきちんと治療をしておきましょう。

参照:歯周病と妊娠-日本臨床歯周病学会

絨毛(じゅうもう)膜羊膜炎の治療法は?

服用

主な治療は薬物療法です。抗生物質の内服薬を飲むと同時に、膣(ちつ)の座薬などが処方されます。妊娠の週数や病気の進行具合によっては「子宮収縮抑制薬」というものが投与されることも。また、あまりに重度な症状が見られる場合にはおなかの中の赤ちゃんのことも考慮し、早期分娩(ぶんべん)を行うこともあるそうです。

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