妊娠したくて調べていたら、情報が多すぎて大混乱…これでは何をどうすれば赤ちゃんを授かることができるのか、悩んでいるうちに心も体も迷走してしまいます。大変な病気じゃないかしらと思っていても、生活習慣の改善で妊娠できる可能性もありますし、すぐに病院で診察してもらったほうがよい場合もあります。まずは現状を判断しながら妊娠力をチェックしてみましょう。
医学的に原因がはっきりとわかる不調
不妊の主な原因とされていることは、医学的に裏付けのある、排卵障害や卵管障害、子宮着床障害などの婦人科系の障害です。早期治療によって症状が改善される可能性もあるので、思い当たる症状があるなら、ちゅうちょせずに病院に行くことをおすすめします。
不妊原因の3割を占める卵管障害とは
卵管が詰まりや周囲に癒着していることが原因で卵管内に炎症が起こります。卵管は卵巣からの卵を受精卵として子宮に送るまでの大切な役目を担っているにもかかわらず、異常があっても自覚症状がありません。以下の病気を患っている、もしくは治療をしたことがあれば、卵管の検査をしましょう。
- 子宮内膜症 骨盤腹膜炎 卵管留水腫
- クラミジアなどの性感染症
- 虫垂炎などの開腹手術
出血と腹痛に注意したい子宮着床障害
月経量が多く貧血気味な人に注意してほしいのが子宮筋腫で、発症率は女性の4人に一人とも言われています。子宮内膜ポリープも着床障害の原因ですが、不正出血などの自覚症状がない場合もあり、不妊検査でも見落とされがちです。気になるようなら病院で検査依頼をしましょう。
自覚症状のチェックポイント
- 生理が8日以上続くとき、生理時以外の出血と痛みがあれば子宮内膜症
- 生理痛、腰痛、下腹部痛、性交痛、排便痛が強い場合は子宮内膜症や子宮筋腫
見逃してはいけない無排卵のサイン
生理不順も状態によっては無排卵月経と考えられます。閉経前の若い女性でも卵巣の機能不全による無排卵になることもあるので、注意が必要です。
基礎体温グラフと生理で排卵チェック
- 高温期と低温期の2層になっているか(生理が始まってから14日前後に排卵することから、その日に体温が下がります。)
- いつもと同じ周期、出血量か
合わせて読みたい

排卵日のチェックと性交渉について
最近は低体温の女性が増えていますが、排卵があれば確実に体温は上がります。妊娠の最初のステップは排卵なので、面倒がらずに毎朝基礎体温をしっかりと測って排卵の状態を確認することが大切です。無排卵の可能性が高い場合は、迷わず病院で原因を調べてもらいましょう。
排卵に関わる病気の疑いがある場合は
無排卵の原因としては乳汁を分泌させるホルモンが過剰に働き、卵巣で排卵が抑えられてしまう高プロラクチン血症や、卵巣内の男性ホルモンが増えて卵胞の発育に時間がかかり、なかなか排卵しない多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)などがあげられます。基礎体温グラフで排卵日の確定ができない月が3カ月以上続く場合は、病院で診察してもらいましょう。
排卵と生活にある密接な関係とは
毎日の生活はストレスでいっぱいですね。そして、きれいになろうと無理なダイエットをしたり、薄着で過ごしたり…このような生活も無排卵の原因となります。リストに当てはまる生活は排卵をとめてしまう可能性が高いので、要注意です。
- 無理なダイエット
- 急激な体重増減
- 強度のストレス
- 不規則な生活
- 度を超す喫煙
- 冷え
赤ちゃんを待つ幸せな性交渉とは
アメリカの妊娠率に関する統計では、週1回の性交渉で15%という結果となっています。また、人工授精での妊娠率における研究では、禁欲期間が2日以下のほうが、5日以上の場合より高いという報告がありました。体内に送り込まれた精子には寿命があるので、寿命が尽きる前に新しい精子があれば妊娠の確率は高くなるということです。仲良しカップルには妊娠のチャンスが多いということですね。
合わせて読みたい


この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。