骨盤腹膜炎の症状・診断基準・原因・治療・予防・入院の必要性

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骨盤腹膜炎の症状・診断基準・原因・治療・予防・入院の必要性

『骨盤腹膜炎』という病気を聞いたことはありますか?もしかすると「そもそも骨盤ってどういう役割かよく知らない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。骨盤とは腸や子宮などの内臓、生殖器を守るためにある骨のことを指します。これらは3つの骨から構成されており、人間の姿勢を保ったり、上体と下肢をつないだりするための大切な土台です。

骨盤腹膜炎とは腹膜が膣を経由して侵入した最近に感染することで炎症を起こしてしまう病気です。骨盤腹膜炎は不妊の原因にもなりかねる病気です。

症状が悪化すると、卵管が腹膜と癒着を起こしてしまい、卵子が卵管を通れなくなり、受精が妨げられてしまうのです。しかし、骨盤腹膜炎は普段から気を付けていれば防ぐことのできる病気です。ここからは原因や治療法、予防について詳しく解説していきます。

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骨盤腹膜炎の症状について

寒気

主な症状としては震えや寒気を感じる発熱、下腹部の持続的な強い痛み、腹膜が刺激されることによる吐き気などが挙げられます。さらに症状が進行してしまい、慢性期になると腹部が張った状態が続き、便秘や下痢などがみられるようになります。

このときに起こる痛みは腹膜と他の臓器が癒着を起こしてしまうためであるとされています。さらに重篤な状態になると患部に膿を伴う膿痕を起こす可能性もあるので、症状の変化に注意しておく必要があるでしょう。

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骨盤腹膜炎の診断基準

CT検査

骨盤腹膜炎には急性期慢性期があり、急性期の場合には下腹部の圧痛がみられ、腹壁の筋肉が緊張して硬くなる筋性防御もみられます。内診の際にも子宮や付属器に圧痛が認められるようです。血液検査では白血球増多、CRP陽性などの炎症反応がみられます。

腹膜炎によって滲出液や膿汁が子宮と直腸の間に溜まって膿瘍を形成した可能性がある場合、経腟超音波検査やCT検査、MRI検査などの画像検査も行います。既往歴、症状及び診察・検査所見から診断を行います。

これらの中でも特に診断の決め手となる症状は、下腹部の圧痛、子宮や卵管とその周辺の圧痛、38度以上の発熱が見られる場合です。しかし、卵管留膿腫や子宮外妊娠など、他の骨盤内疾患も多いため、診断には極めて時間がかかるとされています。

骨盤腹膜炎になる原因

骨盤腹膜炎の主な原因は子宮頚管炎や子宮内膜、子宮付属器炎などに起因すると考えられています。近年では、であるクラミジアと淋菌感染によるものが増えてきます。子宮内避妊器具を交換せずに長期間装着していると発症することがあるので、注意が必要です。その他の原因としては開腹を要する外科的手術を行った後のリスクも考えられています。膿瘍、卵管留膿腫などの合併症を併発した場合には手術をしなければならないこともあるようです。

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骨盤腹膜炎の治療法は?

抗生剤療法

急性期には原因菌に合った薬物療法が施されます。それが抗生剤療法です。膿瘍や卵管留膿腫を合併している場合には、抗生剤の投与で効果があるか経過を見ます。しかし、効果が無かった場合には外科的処置が必要とされます。慢性期の場合には痛みを抑えるための対処療法や、排便・疼痛など症状を改善するための療法が行われます。腹膜と他の臓器との癒着が見られる場合には、開腹手術による外科的処置で患部を取り除くことが必要となります。

骨盤腹膜炎の予防について

細菌

骨盤腹膜炎、予防のポイントは子宮内に細菌が入らないようにすることが第一です。性行為の際にはお互いに身体を清潔な状態にし、きちんと避妊具をしようするようにしましょう。子宮内に装着するタイプの避妊具を使用している方は定期的に交換を行い、清潔に保つようにしてください。ピルを服用している方はそれだけで安心、と思いがちですがピルには避妊効果はあっても性感染症自体は防げません。

そのため、使用している方もしていない方も、まずは清潔を心がけるようにしましょう。また、日頃から菌に対する抵抗力を高めて自己治癒力をつけることも重要です。早寝早起き、バランスの良い食事をするなど、できることからはじめましょう。

また性病に関しては自分ひとりの問題ではありません。お互いにお互いの体調を気遣いましょう。男性パートナーの排尿時痛の確認、女性の場合は自身のおりものが通常よりも多く、異臭を感じる場合には泌尿器科や産婦人科を受診するようにしましょう。パートナーに感染が判明した場合は治療が終わるまで性行為をしないということは鉄則です。

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骨盤腹膜炎の入院の必要性は?

治療に関しては前述のように、原因菌に対する抗生物質の投与が中心で、内服薬のほか、注射や点滴治療が行われます。通院による治療が主ですが、症状が重い場合には入院が必要とされています。通常は1週間程度の期間ですが、虫垂炎で腹膜炎を起こした場合には3週間から4週間以上の入院が必要となります。最悪、開腹手術で感染した臓器の摘出、腹腔内の洗浄、チューブを挿入して膿を出すなどの大掛かりな治療を施すこともあるようです。

おわりに

あまり耳慣れない病気ですが、性行為をする上では無視することのできない病気です。かかってしまうと厄介ですが、生活習慣を見直すだけで予防することができます。将来生まれてくる赤ちゃんのためにも、今から予防として生活スタイルを見直す良い機会かもしれません。ご自身の体を守るためにはぜひ上記の内容を参考にして、予防を徹底してみてくださいね。

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