覚えてますか?数年前に問題になった産婦人科の医師不足、今は大丈夫?

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産婦人科医不足

日本でのお産は死亡率も大変低く、分娩において世界でも最も安全な国の1つと言われています。しかしその一方で、受け入れてくれる搬送先が見つからず妊婦や胎児が死亡してしまうといった問題が浮き彫りにされ、それらが産婦人科の医師不足の原因ともなっているようです。そこで今回は、数年前に問題視されていた産婦人科医の医師不足の現状についてまとめました。

数年前に問題となった医師不足って?

2004年から始まった「新臨床研修制度」により、必須科目であった産婦人科は選択科目となりました。これにより、2006〜2007年にかけて産婦人科の医師数が極端に減少する問題が起こり、医療崩壊の危機へと繋がったのです。

2006年に産婦人科医に衝撃を与える事故が続く

新臨床研修制度による産婦人科医の減少に続き、2006年の医療訴訟数は161件と、2008年と比べると約1.6倍にも及びます。また、既済件数を医師1000人あたりの割合で見てみると、産婦人科の医療訴訟リスクは断トツに高くありました。さらに2006年には、産婦人科医を減少させるのに拍車をかける事故が立て続けに起こったのです。

産科医が逮捕!「福島大野病院事件」

前置胎盤の症状を発症していた妊婦を救うことができず、業務上過失致死として2006年に産科医が逮捕・拘留された事件をご存知でしょうか。福島県にある大野病院で起きてた事件で、この産科医は2008年に無罪が確定したものの、同業者には大きな衝撃を与えたことでしょう。この事件を機に、分娩を取り扱っていた施設から他の診療科へ移動した医師も多く、医師不足となった産婦人科の医師たちは激務に耐えられず辞めていく人が続出したのです。

さらに拍車をかけた「妊婦たらい回し事件」

奈良県のスーパーにおいて妊娠7ヶ月の妊婦が体調不良を起こし、救急車で運ばれたものの、受け入れ先が見つからず結果的に死産してしまったという事故をご存知でしょうか。2007年に起きたこの事故では、当直医が過酷な勤務状況で受け入れることができなかった、などといった医師サイドの意見もありました。対応した奈良県立医大付属病院では、当直日誌記録を書き起こしたものを提出するなどしましたが、ニュースで「妊婦がたらい回し」や「態勢の不備」などと騒ぎ立てられてしまっては、医師不足の要因となってしまいますね。

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産婦人科の医師不足の原因はこんなとこにも

産婦人科の医師が不足している原因として、医療場における医師たちの過酷な勤務状況・労働環境が関係しています。さらに、人を助ける立場にある医師が、ハイリスクな医療訴訟をかけられる可能性があることも、医師数を急激に減少させてきたと考えられるでしょう。

産婦人科ならではの医師不足の原因

仕事量の増加、低賃金や収益圧力などといった、他の臨床科に共通する原因もありますが、産婦人科ならではの特別な事情も関係していることが考えられます。分娩時には長い時間拘束されなければなりませんし、晩産化に伴う高齢出産や不妊治療をしながらの妊娠など、ハイリスクの妊娠が増加したことによる過重労働も医師不足の原因となっているのです。

診療所やパート勤務へ移行している

低賃金なのにハイリスクを伴ってまで仕事をしたいと考える方は、なかなかいませんよね。その結果、責任の重い病院勤務から比較的リスクの少ない診療所へと転任していく医師の方も多くいます。また、リスクの伴う分娩に関わらずに済むよう、婦人科へ転任する医師もいます。病院に比べると給与の高い診療所や、勤務時間が短く負担の少ないパート勤務へと移行する医師が増加し始めたのです。

医療訴訟のリスクが高いことに魅力を感じない

上記でも記載しましたが、決して手を抜いて治療を施したわけではないのに、医療訴訟を起こされた挙句に逮捕までされるということは、産科医を減少させる原因です。母体死亡におけるリスクは、医師の力ではどうにもできないことも中にはあります。しかし、刑事罰を受けなければならないリスクが伴うとなると、若い医師たちは産科医に魅力を感じない、とうこともあり得るのではないでしょうか。

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1歳の息子がいるシングルマザーです。最近は息子とのお菓子作りにはまっています。

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