妊娠前にしておきたい検査!5つの子宮・卵巣の病気

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妊婦健診

妊活というと、妊娠しやすい身体を作るために食事の栄養バランスや運動に気を遣うイメージがあります。しかし、妊娠前にしっかりと子宮や卵巣の健康診断をしておくことも同じくらい大切です。

卵巣は卵子を生産し、子宮は赤ちゃんを育てる大切な器官です。きちんと検査して、赤ちゃんを迎えやすい環境が整っていることが分かれば、その後の妊活も安心して取り組むことができます。婦人科の検査は最初の一歩が踏み出しにくいかもしれませんが、早期発見できれば完治の可能性も高まります。

ここでは、4つの子宮・卵巣の病気と検査方法をご紹介します。前向きな気持ちで検査を受けて、自分の身体について知ることが妊活の第一歩です。

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子宮頸がんと子宮体がん

子宮のイメージ

子宮がんは子宮の入り口部分の子宮頸がんと、子宮の内側に起こる子宮体がんの2種類があります。

子宮頸がん

子宮頸がんは患者の低年齢化が進み、発症者も年々増加しています。初期はほとんど症状がない病気ですが、症状が進むと子宮の摘出や全身にがん細胞が転移してしまいます。

定期的に検査を受け、早期発見できれば高い確率で治すことができます。検査方法は膣内にブラシなどの器具を入れ、子宮頸部の細胞を擦り取るだけで終了です。痛みもほとんど無く短時間で終わるため、比較的受けやすい検査です。

採取した細胞は顕微鏡で観察され、がん細胞になる前段階の異形成細胞があるかどうかをチェックします。1週間程度で結果が分かり、もしもここで疑わしい細胞があれば精密検査に進むことになります。

子宮体がん

子宮体がんは、赤ちゃんが育つ子宮内膜に発生するがんです。閉経後に発生しやすい病気のため、妊活中の女性には発症例が少ない病気です。しかし、長期間ホルモン剤を服用していたり、不正出血や性交時の下腹部痛が続いたりする場合は発症している可能性があります。

検査方法は子宮頸がんと同じ、膣内に器具を入れて子宮内膜の細胞を採取して顕微鏡で観察します。子宮の奥の部分に器具を入れるため、痛みや出血を伴う場合が多いです。

そのため、医院によっては麻酔を使用したり、子宮頸部を少し広げる措置を行ってから細胞を採取したりする場合もあります。

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子宮筋腫

MRI

子宮筋腫は子宮にできる腫瘍ですが、良性のものが多く命の危険はありません。しかし、自覚症状が少ないことから気付いた時には筋腫がある程度の大きさになっていることも多く、症状が進むと不妊の原因になることもあります。

この病気は筋腫ができる場所や大きさによって検査方法が変わります。まず行われる検査は内診と超音波エコー検査です。内診は直接、膣内や子宮内にしこりがないか調べる方法で、これによってほとんどの子宮筋腫は発見されます。まずはお腹の上から子宮を触って位置や硬さをチェックし、それから膣鏡をいう器具を入れて膣の中に腫れがないかどうかを調べていきます。

また、超音波エコー検査は超音波を発する器具を膣内に入れて子宮内の状態を観察します。1センチ未満の大きさで、内診で見落としてしまうような小さな筋腫も発見することができます。内診や超音波検査で筋腫が発見された場合、その大きさや位置を正確に調べるためにMRI検査が行われます。

そしてもしも、筋腫が子宮からはみ出している粘膜下筋腫という種類であった場合に限り、子宮鏡検査という検査が行われます。直径3〜5ミリの小さなファイバースコープで子宮内部を確認します。医師と一緒にモニターで状態を確認しながら検査することができ、5分〜15分で終了することができます。

卵巣機能不全

卵巣のイメージ

卵巣は女性の生殖活動を担う大切な器官ですが、ここがうまく機能しなくなる病気が卵巣機能不全です。卵巣機能不全になると女性ホルモンが乱れ、月経に関わるさまざまな症状が現れます。月経の出血が1週間以上続く過長月経や、月経周期が39日〜90日未満になる稀発月経などが見られます。

症状が進むと90日以上月経がない無月経や、生理がきても排卵されていない無排卵を引き起こして不妊の原因に繋がります。ホルモンバランスが乱れて疲労感やイライラ、のぼせなど更年期障害に似た症状を引き起こします。

卵巣機能不全の検査は血液検査でホルモン値を測定することで判断します。ここで気になる点があれば、エコー検査で卵巣そのものの状態を見る場合もあります。

エコー検査はお腹にブローブと呼ばれる端子を当てて、超音波によって卵巣の状態を確認します。膣に器具を入れることがないため、婦人科健診の中では抵抗が少ない検査です。

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卵巣腫瘍

泡

卵巣は卵子や女性ホルモンを生産する女性特有の臓器です。卵巣内では細胞分裂が盛んに行われており、また他の臓器に比べて細菌に対する抵抗力が弱いことから、病気にかかりやすい臓器だと言われています。

性行為の際にパートナーから細菌感染したり生理中にタンポンを長時間交換しないでいたりすると、細菌に感染して炎症が起こりやすくなります。卵巣に発生する腫瘍は9割が良性だと言われていますが、いくら良性でも腫瘍が大きくなると妊娠や出産に影響を及ぼします。

もしも悪性の場合は卵巣がんとなり、卵巣を摘出する治療が必要です。無自覚のまま症状が進行すると、近くのリンパ節などに転移してしまう可能性もあります。

検査方法はエコーによる超音波で卵巣を観察します。ここで腫瘍が確認されると、生体検査によって腫瘍が良性か悪性かを検査することになります。生体検査は膣を経由して細い針を卵巣に刺し、細胞を採取します。痛みがあるため辛い検査になりますが、不安を解消するために少しの間我慢してください。

おわりに

子宮・卵巣は病気になっても自覚症状が出にくいことから、気付いた時には症状が悪化しているケースが多いです。しかし同時に、早期発見して適切な治療を受ければ治癒率は飛躍的にアップします。

妊活中の女性は妊娠前に必ず検査を受けて、母子ともに健康に産める身体かどうかチェックしておきましょう。検査を受けて異常がなければ、精神的にも安心して妊活に取り組むことができます。

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33歳。B型。既婚。
妻の妊娠を通して、赤ちゃんができる喜びを経験する。妊娠中の過ごし方や注意点など身を持って体験中。妊活については全般の記事の執筆を担当。

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