着床障害の原因・検査方法・治療方法まとめ

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悩む女性

妊娠を望む人にとって、「なかなか妊娠しない」というのは非常に大きなストレスです。さらにそこから不妊治療に進む人もいるでしょう。不妊治療をすることで子どもを授かりやすくなりますから、「ぜひに」と望む人はできるかぎり受けたいものです。ただ、不妊治療についてはうまく進むケースとなかなかうまくいかないケースがあります。今回は後者のケースの原因の一つである「障害」について見ていきましょう。

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着床障害とはどんなものか

考える女性

最初に、「着床障害とは何か」ということについて見ていきましょう。これは「着床不全」とも呼ばれています。着床障害とは、主に不妊治療をしている状態で使う言葉です。不妊治療の方法の一つである「体外」がこれと深い関わりがあります。

体外受精によって、質のよい胚を移植しているにも関わらず、着床しない状態(もしくは化学流産してしまう状態)が続くことを指して「着床障害」と言っています。

もちろん、1回や2回ならば、偶然ということもあるでしょう。一つの基準として、体外受精などを3回以上チャレンジしても妊娠に至らなかった場合は「着床障害」と考えられています。

着床障害は、単なる「不妊症」とは違います。不妊症は「特段避妊などをしておらず、健全な夫婦生活が営まれているにも関わらず、1年程度の期間妊娠しない状態」を指す言葉であり、「体外受精してもその胚が根付かない」という状態とは異なります。

また、「着床したにも関わらず、流産や死産が複数回連続して起こる」というのは「不育症」と呼ばれています。この3つは混同されやすいものですが、症状としてはまったく異なるため、明確に区別されています。

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着床障害の原因について

女性のお腹

では、この着床障害にはどのような原因があるのでしょうか。まず挙げられるのが、「子宮の異常」です。

意外に思われるかもしれませんが、女性が20人いれば、そのうちの1人は生まれつき子宮の形が異常であると言われています。これはかなり多い割合なのではないでしょうか。もちろん、子宮の形に異常があることがそのまま不妊症や着床障害に繋がるわけではありません。しかし着床しにくい子宮の形である場合は、なかなか子どもを望むことができなくなってしまいます

また、それ以外にも、子宮に筋腫などが見られることが原因となっていることもあります。これもまた、「筋腫があったら絶対に着床しない」というわけではありません。ただ筋腫などが子宮のスペースを占めてしまうため、着床できる部分の面積が狭くなってしまいます。

子宮内膜は胎児を育てる非常に重要な部分です。ここが胎児のベッドになります。これは着床の時期に向けて徐々に厚くなっていくのですが、ここがあまりにも薄くなっている場合、着床が難しくなってしまいます。特に、流産などを繰り返している人は子宮内膜が薄くなっている傾向にあるので注意が必要です。

子宮以外に原因があることもあります。女性ならば、一度は「ホルモンバランス」という言葉を聞いたことがあるでしょう。上でも述べた「子宮内膜」は、エストロゲンという女性ホルモンの働きによって整えられます。しかしこのエストロゲンの分泌が十分でない状態の場合、ベッドがうまく作れません。また、もう一つの女性ホルモンである「プロゲステロン」がきちんと分泌されていないと、せっかく着床した受精卵もそこにとどまり続けることができません。

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着床障害の検査と治療方法

診察

「自分が着床障害かどうか」は、現在では検査でわかるようになっています。やり方はさまざまですが、子宮とホルモンの状態を調べることが基本となるでしょう。また、感染症や自己免疫系、さらには夫婦の染色体を検査することもあります。どのような検査が行われるかは病院によって違いますが、着床障害外来があるところもありますから、このようなところを選ぶのをおすすめします。

検査結果が出たら、それに基づいた治療方法が提示されます。原因によって異なりますが、低幼少のアスピリンを使ったり、子宮内膜の状態をよくする薬を使ったりするのが一般的です。また、妊娠には精神的な面も大きな影響を及ぼすため、カウンセリングが同時に行われることもあります。いずれの場合にせよ、まずは検査をうけて原因をはっきりさせないことには治療方針も定まりません。行くのはなかなか勇気がいるかもしれませんが、明日のためにもしっかり検査しておきましょう。

おわりに

妊娠を望む人にとって、非常に苦しい障害である「着床障害」。これは子宮の異常やホルモンバランスの乱れによって起こると考えられています。ただ、現在は検査を経たのちに治療することもできますから、決してあきらめる必要はありません。検査は基本的には保険診療外ではあります。2万円程度で受けることができますから、着床障害外来のある病院で受けるとよいでしょう。

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