【オヤカク】(親確)子どもの就活を反対する親にならないために

子どもの就職
最近、「オヤカク」という言葉をよく耳にするようになりました。本人の意思ではなく、親の反対のために内定辞退が増えてきたことから、「入社について親は承諾しているか?」を企業が内定者に確認することが「オヤカク」です。あなた自身が将来オヤカクにならないためにもオヤカクについて知っておきましょう。今回は、オヤカクについてご紹介します。

「オヤカク」が行われる原因は?

家族の話し合い
「オヤカク」が行われるようになったそもそもの原因は、親が子どもの就職活動に関与してきたことにあります。企業側にしてみれば、時間と労力をかけて選んだ内定者を、親の一言でなかったことにされるわけですから打撃を受けるに違いありません。現状の打開策として考えられたのが、「オヤカク」なのです。

親が口出し、反対する理由について考える

親は、子どもの内定先をなぜ反対するのでしょうか?それには、さまざまなケースがありますが、親は大企業=安定という図式が頭の中にあることが多いといわれています。また、内定先の将来に不安がある、親が子離れできずに一人暮らしを認めない、さらには労働環境が心配などの理由も挙げられます。

「オヤカク」の登場と背景について

「オヤカク」という言葉が初めて登場したのは、2014~2015年のことです。リーマンショックにより落ち込んでいた景気が、回復してきた頃でもあります。そのため就職する若者たちは、もっと大手企業も見込めるかもしれないという気持ちと、ベンチャー企業も魅力的だろうなどという考え方のもと、選択肢が広がってきました。しかし、そういった若者たちの考え方に対し、親たちは古い固定観念を持ち続け、親子の考え方に相違が出てきたのです。

親子間の実態とは?調査結果を知る

近年の少子高齢化社会に伴い、親子間の親密性が増しているともいわれています。特に地方出身者の場合は、親は子どもが故郷を離れることに反対することが多くあるのです。また、某人材派遣サービスによる2018年度の調査結果では、子どもに内定辞退を促すと答えた親は、全体の20・4%に上ったというデータも示されています。さらに、子離れできないことを自分でわかっている親は、全体の31・4%もいたことから、親子間に問題が存在しているのがわかるでしょう。

子の就職活動に対する親の考え方

親の考え方

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「オヤカク」対策への企業努力はすごい

企業の努力
主に中小規模の企業では、「オヤカク」対策が進んでいます。親の反対によって、せっかくの優秀な内定者を逃がしたくないという思いもあり、「オヤカク」に正面から向き合う姿勢が多くみられているのです。

各親への手紙対応などのフォロー対策

企業側は内定を出す際に、親に対して必ず意思表示をしておくよう、内定者に促しています。また、内定者の親には「お子さんに内定を出した理由」「会社の現状」などを合わせて、手紙を書くのだそうです。しかし、内定をもらったのに親の意向で辞退してきた内定者は5割。親の意向で内定辞退にならないように対策している子どもは全体の3割に及ぶことが、上記の某人材派遣サービスの調査でわかっています。この結果をみると、親が子どもの就職の内定に大きく関わっていることがわかりますね。

どんな子が親に反対されるのか?

男子学生よりも女子学生の方が、親との距離が近いのか反対される傾向にあるとされています。また、地方出身者などの学生の親は、過大な欲や夢があるケースが多く、自分の頃と現在の世の中のギャップに追い付いていないこともあります。つまり、有名企業や大企業だから安心・安全だという志向から抜け出せずにいるため、そういった親の場合は、反対されてしまう可能性が高く、企業側にも対応策が求められているのです。

内定後の企業による「オヤカク」対策例

「オヤカク」対策として、内定後に企業側はどのようなことを行っているでしょうか?下記に、実施例をみてみましょう。

<実施例>

  • 親に挨拶を兼ねて電話をする
  • 親の同意書をとる手配
  • 自社製品と手紙を親へ送付する

他にも必要に応じて、ホームページで情報公開や会社案内(パンフレット)、紹介DVD、内定式での写真を撮って送付することもあります。また、親向けに企業訪問を依頼したり、親向けのページを採用ホームページ上に作成したりもすることがあるようです。さらに、経営者や採用担当者による家庭訪問を実施、内定者懇親会へ招待など対策に余念がありません。

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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》

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