新型コロナウイルスの流行に伴い、マスクは今や生活の一部になっています。とはいえ、これからの暑い季節に今までのマスクをしていると「息苦しい」「暑い」と感じてしまうでしょう。いまインターネットでは夏でも涼しい「夏用マスク」が大人気。暑い時期にマスクをつけるなら断然快適なマスクがいいですよね。ここでは夏場のマスク着用で気を付けたいことや、夏でも快適に過ごせるマスクはどんなものがあるのか調べてみました。
夏場のマスクで気を付けること
夏は気温や湿度が高く冬と同じようにマスクをつけていたら、さまざまな弊害を引き起こす可能性があります。暑い時期にマスクを使用する際、どんなことに気を付けたらよいでしょうか。
夏のマスクは高温多湿
マスクをしていると自分の呼気により、マスク内の温度と湿度は上昇します。マスク内でかいた汗も蒸発しにくく体内に熱がこもり、熱中症のリスクが上がると指摘されています。
またマスクの中は湿度が保たれているため、のどの渇きに気づきにくいという点も気を付けるべきこと。マスクをしているときでもこまめに水分をとることが大切です。
運動中のマスク
中国では体育の授業中にマスクをつけて激しい運動をしていた生徒が、相ついで亡くなるという事故がありました。詳しい死因はわかっていませんが、中国では感染防御効果の高いマスク「N95」を「通気性が悪く、体に害を与える可能性がある」との理由で、体育の授業中につけることを禁止しました。
日本の文部科学省でも「体育の時間のマスク着用は、熱中症や十分な呼吸ができないリスクがある」として、子どもたちの間隔を十分にとっていれば着用しなくてもよいとしています。
体育の時間以外でも激しい運動をする場合は、ソーシャルディスタンスを考慮した上でマスクの使用は控えた方がよいでしょう。
マスク日焼けに注意
夏にマスクをする生活が続き、マスクを取ってみると顔の下半分だけ肌が白い…というマスク日焼けにも要注意です。このようなマスク日焼けは少し恥ずかしいですよね。またUV加工していないマスクは紫外線を通すので、日差しが強い日は顔全体に日焼け止めを塗った方がよいでしょう。
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夏用マスクの選び方
従来のマスクと夏用マスクの大きな違いは機能や素材にあります。暑いときでも快適に過ごせるマスクは、どんなものを選べばいいのでしょうか。
夏用マスクの機能
夏用マスクとして求められる機能は、以下のようなものがあります。
- 接触冷感
- 通気性がよい
- 吸水速乾
- UV加工
- 消臭抗菌
- くり返し洗える
マスク内に熱がこもらないように通気性がよく、汗をかいても吸水速乾するものを選びましょう。
夏用マスクおすすめの素材
夏用マスクによく使われている素材はこちらです。
- リネン
- コットン
- ポリエステル
- ガーゼ
冬用マスクにもコットンやガーゼが使用されていますが、夏用のコットンは生地が薄く通気性のよいものが多いです。ポリエステルはスポーツウエアでよく使われている素材なので冷感度を高く感じることができます。
夏用マスクのおすすめ形状
一般的なマスクの形状は主に3種類あります。
・平型 ・プリーツ型 ・立体型
このなかで夏に向いているマスクの形状はプリーツ型と立体型です。この二種類は布が肌に触れる面積が少ないので、熱を逃しやすくなっています。
夏用マスクを手作りするならこの素材
夏用マスクが手に入らなければ冷感タオル、冷感接触の枕カバー、エアリズムのような素材のTシャツなどを利用して、手作りしてみてはいかがでしょうか。子ども用の夏用マスクはインターネット上であまり販売されていないので、手作りするのもひとつの方法です。
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