現役小児科看護師が伝授!子どもが溶連菌になったらどうすればいいの?そのとき、母親ができるコト

溶連菌の対応
子どもがかかりやすい感染症の一つに、「溶連菌感染症」があります。もしわが子が感染してしまった場合、どのように対応していいのか不安に思っている人も多いのではないでしょうか?ここでは約10年間、小児科の外来で溶連菌患者を身近に観察してきた現役看護師ライターが、実際に子どもが感染してしまった場合の注意点や、家での過ごし方、代表的な症状への対処方法などを中心に、子どもを持つお母さんたちにわかりやすく説明したいと思います。

子どもが溶連菌感染症かも!?怪しいと思ったらまずは病院へ行こう!

病院の診察
溶連菌感染症は冬と春に流行することが多いのですが、それ以外の季節にも患者が少ないわけではありません。はっきりいって一年中感染のリスクがあると言えます。特に子どもは免疫が少ないので感染しやすく、しっかりとした治療を受けるためには、早めの受診がとても重要です。

溶連菌感染症ってどんな病気?

溶連菌感染症とはA群レンサ球菌による上気道感染症のことをいいます。ここで言う「上気道」とは、主に鼻から喉のことを指します。特徴としては喉の発赤が一般的な風邪等と比べて非常に赤みが強く、周辺にもそれが砂粒のように点々と広がっています。発熱や気管支炎・身体に発疹を伴うこともありますが、しっかりと対処すれば普通はあまり重症化することはなく、薬を飲み始めて2日もすれば症状はおさまってくる病気なのでそれほど心配はいりません。

溶連菌の検査って一体どんなことをするの?

溶連菌の検査は一般的に、15分程度ですぐに結果が分かる「簡易検査」が行われます。口から専用の綿棒を入れて喉をひっかくような感じで、粘膜を少しだけぬぐい取ります。その後、検査液に浸して菌があるかどうかを調べます。痛みはそれほどありませんが、突然喉を綿棒でつつくので、「おぇっ」と気持ち悪くなって吐いたり、怖がって口を大きく開けられなかったりして、検査がなかなかできない子どもが結構います。小学生くらいであれば事前に「検査で喉を綿棒でコチョコチョするよ」と説明しておいたり、幼児の場合には口を大きく開けたりする練習をしておくと検査がスムーズに進みます。

溶連菌には抗生剤がよく効く!

私たち医療従事者は、高い熱が出て受診してきた子どもが、もし溶連菌だったとすると「よかった、治してあげられる!」と安心します。なぜなら溶連菌は抗生剤が非常によく効く病気だからです。診断を受けて抗生剤をもらったら、必ず最後まで飲み切りましょう。熱が下がったからといって、途中で飲むのを辞めてはいけません。10日分など、少し長めに処方されることが多いのですが、医師の指示通りの内服期間をきちんと守りましょう!

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子どもの溶連菌の症状は?どう看護すればいいの?

おでこを冷やす
子どもの溶連菌の症状は、高熱(38~39℃)や喉の痛みの他に、舌にブツブツが出るイチゴ舌や、身体に発疹が出たりする場合もあります。だいたいの子どもが食事中などに「喉が痛い」と訴えることが多いようです。身体の発疹や舌のブツブツは素人目には少し分かりづらいかもしれません。自宅で対応することで症状が和らぐのは、熱と喉の痛みです。実際に母親が子どもにできる看護方法を紹介します!

子どもが喉の痛みを訴える場合は?

溶連菌によって喉に炎症を起こし、痛みを訴える場合には、痛みが少しでも軽減できるように配慮してあげると良いでしょう。ご飯などの固形物を飲み込むときには痛みを伴うことが多いので、痛みが落ち着くまではアイスクリームやゼリーなど、のど越しの良いもので済ませると良いです。
抗生剤の効果により2日程度で改善してくるので栄養面はそれほど気にしなくて大丈夫です。また、喉の炎症には乾燥は大敵です。喉を守るためにはマスクを着用できると良いのですが、小さい子どもの場合は難しいので、加湿器の使用や、洗濯ものを干すなどして室内の湿度を保ちましょう。

子どもが高熱の場合は?

溶連菌に感染した場合、喉の痛みと供に38~39℃の高熱が出るケースが多いです。医師により処方された解熱剤を、指示通りに使用する他にも母親としてはできる限りのことをしてあげたいですよね。子どもに処方された解熱剤は大人のものよりも1回量が少なく、それほど大きな解熱作用は期待できません。つまり解熱剤を使ったからといって36℃台の平熱まで一気に下げることは難しいです。ですから、少しでも身体をラクにするために、水分補給での脱水予防や体を冷やすクーリングはとても大切なのです。水分補給は、なるべくおなかに優しい「常温」のものを飲ませることで、吐き戻しを避けることができます。クーリングは脇の下や足の付け根の部分を冷やすと効果的です。大きめの保冷剤をタオルでくるみ、当ててあげると長持ちします。

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30代後半の看護師。整形外科、消化器内科を経て現在は小児科クリニックで管理職を担う。プライベートでは夫と長女(4歳)、次女(0歳)を家族に持つワーキングママ。子育てポリシーは「他人と比べない」こと。正解のない育児に日々、奮闘しながら親も子どもと一緒に成長していきたいと考えている。看護師の経験を活かした医療系の記事を担当。

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