【医師監修】子どもの調子が悪い!小児科に行く際に先生に伝える内容は?

監修医師プロフィール:山中岳先生の写真山中岳 先生

平成8年医師免許取得 東京医科大学病院小児科。

子供の心身の成長に向き合う現場を20年以上経験する医師。経験に加え、日本小児科学会専門医・指導医、日本小児神経学会専門医・指導医、日本てんかん学会専門医・指導医、と数多くの資格を所持。日々、てんかんや熱性けいれんなどのけいれん性疾患、頭痛、発達の遅れ、脳性麻痺など、主に神経疾患のお子さんの診察を行っています。

http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/shinryo/shoni/staff/294.html


病気の子供

さっきまで元気にしていた子どもが急に具合が悪くなる、子育てをしていれば誰しもが経験する事態ですよね。特に急な発熱や嘔吐(おうと)は親も慌ててしまうもの。急いで小児科へ連れて行ったものの、先生にちゃんと症状を伝えられずに「風邪かな」で終わってしまった経験、ありませんか?せっかく病院に行ったのになんだか、ふに落ちない診断だったなんてことのないように、小児科の先生に伝えるべき内容をまとめてみました。

病院に行く前に確認しておくべきこと

熱がある男の子

子どもの具合が悪くなると取りあえず病院に連れて行こう!と思いがちですが、その前にまずは一呼吸。落ち着いて子どもの様子を観察しておきましょう。正しい診断のためには親からの情報が不可欠です。子どもの症状を手短にわかりやすく伝えるための準備をしておきましょう。

まずは落ち着いて子どもの様子をチェック!

小学生の子どもでも自分の症状を明確に伝えるのはときに困難です。まして乳幼児ともなれば不快であることを泣いて表現することしかできませんから、小児科の先生にとっては親からの情報が診察の重要な手がかりです。いつ頃から、どのように具合が悪いのか、普段と違う点は、など、病院に行く前に子どもの様子を落ち着いて観察しておきましょう。

確実に症状を伝えるためにはメモを取ろう!

しっかり子どもを観察したつもりでも、いざ先生を前にするときちんと伝えられないことも多いもの。伝え漏れのないように、言うべきことはきちんとメモを取っておきましょう。また他にかかっている病気がないか、飲んでいる薬がないかというのも重要な情報です。きちんと先生に伝えられるよう、かかった日付や薬の名前などがわかるものを用意しておきましょう。

忘れ物はない?病院に持っていくべきもの

病院に行く前に、診察券や保険証などの忘れ物がないか、今一度確認しましょう。特に、保険証や乳幼児医療証(地域による)を忘れると医療費を全額実費負担しなければならないこともありますので注意しましょう。また、嘔吐があるなど、子どもの状態によっては着替えやオムツ・ビニール袋などもいる場合もあります。あわせて用意しておきましょう。

母子手帳には予防接種歴や乳幼児健診の結果など記入されていますので、こちらも用意しておくと良いでしょう。

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診察室では落ち着いて先生に伝えよう

受診する女の子

いざ診察室に入ったら、落ち着いて子どもの症状を小児科の先生に伝えましょう。このとき、感覚的な情報はなるべく省いて、いつから、どのように、など事実だけを手短にわかりやすく伝えられるよう工夫しましょう。

伝えるべきポイントは症状と発症の時期

医師に伝える上で大事なのは、子どもの症状と発症時期の二つです。特に、子どもの病気は時間とともにどんどん変化していくため、いつ頃からどのような症状があるのか、どれくらい続いているのかなど、時系列に沿って症状を明確に伝えることが大切です。また、この際、「ずっと咳をしている気がする」「熱はないように思う」など、感覚的な情報は入れずに事実のみを伝えられるよう注意しましょう。

よりわかりやすく症状を伝えるには

単に「熱がある」「咳が出る」というだけでは、詳しい症状は読み取れません。受診時には、以下の点に注意して症状をよりわかりやすく伝えられるようにしましょう。

  • 発熱の場合:具体的な体温とその経過(熱が◯日続いている、夜だけ熱が出る、など)
  • 咳の場合:乾いた咳である、痰(たん)が絡んでいる、ゼイゼイと音がする、夜眠れないほど咳が出る、など
  • 鼻水の場合:鼻水の色、鼻づまりがある、一日中鼻水が出ている、など
  • 下痢の場合:便の色や状態(水のよう、柔らかいなど)、頻度、など 血液が混ざってないか?すっぱいにおいがしないか?(ロタウイルス)
  • 嘔吐の場合:噴水のように吐く、血が混じている、水分を取るだけでも吐く、など

発疹や下痢は、その時時で変化していきます。そのため、スマホで写真に撮っておいたりして、先生に見せることも有効です。

また、頭痛を伴っている、吐き気もある、発疹が出ているなどの副次的な症状もあわせて伝えておきましょう。

周囲の感染状況や他に患っている病気の情報も忘れずに

家族や友達などで同様の症状が出ていたり、特定の感染症にかかっていたりする場合には、診断の重要な手がかりとなりますので忘れずに伝えるようにしましょう。同様に、他で病院にかかっていたり、薬を飲んでいたりする場合にも、必ず伝えるようにします。特に薬は飲み合わせの問題もあるため、その詳細を伝える必要があります。

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