需要増まちがいなし!子育て支援員という資格を知っていますか?

子育て支援員
今現在も直面している待機児童問題ですが、この問題の原因のひとつに深刻な保育士不足があると考えられています。厚生労働省の調査(平成26年)によると、保育士の有効求人倍率の全国平均は1.74倍となっている一方で、保育士資格を持っていても就業を希望しない人が、全体の半数を占めるといった状況にあるのです。
こうした中で注目されているのが、「子育て支援員」です。保育士不足を打開するための政策として打ち出され認定されているため、出産や子育てなどで長らく職場を離れていた方たちの仕事復帰の機会としても、良い制度であると言えます。
この子育て支援員が一体どう言うものなのか、また、資格を取得するにはどうしたら良いかについて、具体的にご説明します。

子育て支援員はどのような資格?出来ることは何?

保育園での仕事
我が国では少子化の一途を辿っている一方で、待機児童問題は今日に至るまで解消されていません。保育士の不足が原因とは言っても、労働環境や待遇の悪さなどで保育士を志望しない人が多くいるのも現状です。そのような問題を解消すべく導入されたのが「子育て支援員」ですが、保育士とどのような違いがあるのでしょうか?

子育て支援員とはどのようなもの?

子ども・子育て支援法に基づいた小規模保育や一時預かり、放課後児童クラブなど地域における子育て支援事業等では、深刻な人手不足が浮き彫りになっており、子どもの成長を支援する環境を整える必要があるとされています。そこで子育て支援に興味を持っており、各子育て支援の事業に就職を希望する人を新しい担い手としていこうという考え方から生まれたのが、子育て支援員です。子育て経験のある主婦が対象だと思われがちですが、そのような経験がなくても携わりたいという人であれば対象者となることができます。また新たな働き口の確保、という意味でも良い制度だと言えるでしょう。

子育て支援員と保育士の違いについて

保育士は、試験に合格することなどで与えられる国家資格を所有する者を指します。そのため研修を受けることで認められる子育て支援員とは違いがあります。しかしながら、保育士の労働環境は未だ十分とは言えず、超過勤務や土日の就業などもありますので、「家事や育児と仕事を両立させたい」といった個人の働き方に合わせやすいのが、子育て支援員の特徴とも言えるのです。

子育て支援員の役割とは?どのようなことをするの?

子育て支援員は、保育士に準ずる業務に携わるとされています。保育施設の環境整備の補助をしたり、児童の送迎や散歩の補助をしたりします。もちろん子どもと一緒に遊ぶこともあるでしょうし、その業務内容は施設によって多岐に渡るのです。育児経験者やもともと保育現場に携わっていた人であれば、経験やアイディアを生かして働くことも可能ですよ。

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子育て支援員に向いている人はこういう人

学童保育の仕事
子育て支援員に向いている人は、どのような人でしょうか?「子どもが好き」ということはもちろんのこと、個人の希望する働き方とも合致する必要があります。ここでは、子育て支援員に向いていると思われる方の特徴を、いくつか挙げてみますね。

フルタイムではなく、家事や育児と両立したい人

家事や育児をしながら仕事をしたい方には、子育て支援員はおすすめです。「現役で働いていた頃のようなフルタイム勤務は難しいけれど、パートタイマーとして携わっていきたい」という方にはぴったりだと言えるでしょう。また「自身の子どもの育児だけでは気付けなかったことも、子育て支援員となったことで、さまざまな経験を積んできた先輩ママから学べることがある」と、新米ママにとっては大切な学びの機会にもなっているようですよ。

第二の人生として子育て支援に携わり、貢献したい人

子どもから手が離れたり、老後の人生を考えたときに、「自分の時間も楽しみつつ、子育て支援に携わりたい」と思う方も多くいます。中には、高齢の方が携わり、現代のハイテクノロジーな社会で生きる子どもたちに、昔ながらの遊びを教えるという心温まるエピソードもあります。また子どもたちと触れ合うことで、高齢の支援員の方は、逆に元気をもらえるということも多いのだとか。

副業をしたい人にも向いています

働き方改革が浸透し、副業を解禁、推奨する企業も増えてきました。お小遣い稼ぎとしてはもちろんのこと、自身の就業する会社で子育て支援に関する知識が必要になった場合などに携わることで、その知識がついたり、情報を収集することもできます。

様々な立場や分野から参加することが可能となっていますので、社会全体で子どもたちの成長をバックアップしつつ、支援員自身も成長ややりがいを感じることが出来るのが魅力とも言えるでしょう。

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