適齢期の出産とは違う高齢出産のリスクとは!?

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高齢出産のリスクとは!?

平均出産年齢は、平均初婚年齢があがるにしたがって上昇していっています。これは初婚年齢が上がっているので、ある意味当然のことです。また、医療技術も発展していっていますし、ライフスタイルの多様化や共働きなどが影響を与えているため、昔に比べて高齢での出産も一つの選択肢となっています。

ただ、高齢出産には適齢期の出産とは違い、リスクがあるのも事実。今回はそんな高齢出産のリスクに焦点をあててお話していきます。

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高齢出産は何歳から?割合は?

高齢出産は何歳から?

日本人は晩婚化傾向にあります。1975年の平均初婚年齢は24.7歳であったのに対し、2012年には29.2歳です。その結果として、出産年齢もどんどん高くなっていっています。

1975年には、第一子出産の平均年齢が25.7歳、第二子出産の平均年齢が28.0歳、第三子出産の平均年齢が30.3歳だったのに対し、2012年では第一子出産の平均年齢が30.3歳、第二子出産の平均年齢が32.1歳、第三子出産の平均年齢が33.3歳となっています。

さらに、このような状況を受けて、「高齢出産」の定義も変わってきました。かつては30歳以上が高齢出産と位置付けられていましたが、現在は35歳以上を「高齢出産」とするようになりました。

増える高齢出産の比率

35歳からを「高齢出産」とした現在でも、高齢出産の比率はどんどん増えていっています。

2014年のデータによれば、35歳~39歳の出産率は全出産の22.5パーセント、40~44歳までの出産率は4.9パーセント、44歳~50歳までの出産率は0.1パーセントとなっています。

もっともこれは「全出産率」で考えたときの話です。

第一子出産の場合に限って言えば、35歳~39歳の出産率は16.9パーセント、40~44歳までの出産率は4.0パーセント、44歳~50歳までの出産率は0.1パーセントとなっており、その割合は少し下がります。

ただ、その場合であってさえ、全体の2割を超える人が「高齢出産」を体験しているということになります。

(データはすべて小数点以下四捨五入)

出展URL:厚生労働省「平成26年(2014)人口動態統計(確定数)の概況」

また、調査によっては、「2009年度に464名を対象として調査をしたとき、高齢出産率は7.5パーセントだった」というデータもあります。

出展:高齢出産の母親がもつ医学的社会学的諸課題の分析

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高齢出産は確率がぐっとあがる

高齢出産は流産確率がぐっとあがる

高齢出産が特別なものでなくなりつつある現在ですが、それにはリスクが伴います。最初のリスクとしてあげられるのが、「流産の危険性の上昇」です。

これはデータによって若干の差はありますが、35~39歳の場合は流産確率が20パーセント~25パーセント程度だと言われています。40歳以上になると40パーセント以上に跳ね上がり、非常に危険であることがわかっています。

これは、もっとも流産をしにくいと言われている25歳~34歳までのときの2倍~4倍の数字であり、明らかな違いがみられます。

「なぜ年齢を重ねると流産をしやすくなるのか」についてはまだ研究途上ではありますが、年を重ねることによって、異常を起こす染色体の数が増えるからだ、と考えられています。

ダウン症のリスクは40歳台の出産から急上昇

ダウン症のお子さんが生まれる確率も、年齢とともに上がっていきます。20代のときにはほぼ見られなかったのに、30歳から少しずつ上昇していきます。

特に35歳からは上昇率が大きく、38歳ごろで200人に1人程度の割合でダウン症を患うことになります。

40歳を超えるとさらに上昇率は大きくなります。100人に1人程度の割合になるのは、40歳あたりだと言われています。

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お母さんの死亡率も急上昇する

お子さんだけでなく、母体にも影響があります。

30代の半ばくらいまでの場合、出産によって母親が命を落とすことは極めてまれです。その確率は0.006パーセント程度と言われており、ほとんど起こりえないものです。

しかし37歳を超えると、この数字には少し変化がみられます。

37歳のときには0.01パーセント程度になります。また、42歳の段階では0.02パーセント、43歳ではさらに増えて0.04パーセント……となっていきます。

高齢出産は母体の健康にも影響

高齢での出産は、子どもだけではなく、母親の健康にも影響を与えます。

また、「死亡」までには至らなかった場合でも、妊娠のときに起きる妊娠高血圧症候群のリスクが上昇するなどのリスクもあります。

このような観点と、不妊治療は年齢があがるとともに成功率が低下し、45歳以降では成功確率が1パーセントにも満たない」という事実を鑑み、厚生労働省では「不妊治療の支援については43歳未満とするのが妥当である」としています。

高齢出産には「精神の余裕」というメリットもある

高齢出産には「精神の余裕」というメリットもある

高齢出産には大きなリスクが伴います。しかし、明るいニュースがないわけではありません。

2009年に四天王寺大学で毛受氏が発表した「高齢出産の母親がもつ医学的社会学的諸課題の分析」で、35歳以上での出産の方が、精神的に余裕があるということが分かっています。

問題行動が少ない高齢出産の母親

「子どもに食事を与えない」「暴力を振るう」「だれもいない状態で外出をしてしまう」「子どもに対して言葉掛けを行わない」「子どもにひどい言葉をぶつけてしまう」「戸外などに出してしまう」などの項目を設け、その頻度を見たところ、高齢出産の母親の方が問題行動が明らかに少ないことがわかりました。

「まったくそんなことはしない」と答えた層が、普通出産>高齢出産であったのは、唯一「戸外などに出してしまう」という項目ですが、これもわずか0.5パーセント程度しか違いがみられません。

このようなことを考えていくと、「高齢での出産は、確かに肉体的な負担や胎児の育成は不利である。しかし、心の面では余裕を持って子育てができる人が多い」と言えるでしょう。

おわりに

このように、高齢出産にはさまざまなリスクがあります。
しかしながら、同時に「精神的にはゆとりを持って育てられる人も多い」というメリットもあります。

結婚や出産のタイミングは、自分一人で完全にコントロールできるものではありません。どの世代で産むにせよ、ある程度の迷いや葛藤、不安要素があるでしょう。それに対して、リスクやメリットを理解したうえで、しっかりと向かい合っていくことが大切です。

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