高齢出産とダウン症の相関関係とは

良ければシェアをお願いします。

妊婦の女性

「子どもを授かる喜びに年齢は関係ない」とはいえ、高齢出産となれば、様々なリスクの確率が上がるという不安もあるでしょう。そのひとつに、「ダウン症」になるというリスクが挙げられます。ここでは、高齢出産とダウン症の関係性について解説していきたいと思います。ダウン症になる原因、その確率、治療法や出生前検査について、説明していきます。これから高齢出産を迎える方、高齢出産のリスクを知っておきたい方は必見です!

スポンサーリンク

高齢出産とダウン症の関係【ダウン症とは】

染色体

一般的にダウン症と呼ばれることが多いですが、正式名は「ダウン症候群」です。染色体の病気であり、報告者のイギリスのジョン・ラングドン・ダウン医師に由来して付けられました。
通常、人間は46の染色体を持って生まれます。しかし、ダウン症の場合は、21番目の染色体を1つ多く持って生まれてきます。「21トリソミー」と呼ばれることもあります。ダウン症の特徴としては、「筋肉の緊張低下」「成長障害」「特徴的顔貌」などが挙げられ、ゆっくり発達する傾向があります。

合わせて読みたい

高齢出産の年齢は何歳から?リスクを減らす5つのポイントと嬉しい3つのメリット
「30を過ぎてから結婚をしたので、妊活に取り組むのが遅くなってしまった…」昨今ではそう思っていらっしゃる方も多いかもしれません。 高齢出産とは、日本産科婦人科学会によると35歳以上で出産することを指し、流産や早産、難産の確率が上がるリスクがあると言われています。ですが一方で、若返り効果や精神的...

高齢出産とダウン症の関係【原因その1】

高齢母

日本産婦人科学会によると、「35歳以上の初産の妊婦」を高齢出産者と定めています。高齢出産の場合、染色体異常が原因で、ダウン症の確率が高くなると言われています。
女性は高齢になると、卵子受精卵の分裂異常を引き起こすことがあります。その結果、ダウン症の子どもになる可能性が高くなるようです。

女性の卵子は12歳~15歳頃に作られ、年齢を重ねるごとに老化していきます。ダウン症の原因となる染色体異常が発生した場合、約80%は母親に原因があるとされ、女性の影響が多いのです。ただし、分裂異常が起きるタイミング・条件は色々なケースがあり、ダウン症になる原因は正確に特定されていないのが現状です。可能性のひとつとして、高齢出産があると考えられています。必ずしも、「高齢出産=ダウン症の子ども」と断定するものではありません。

高齢出産とダウン症の関係【原因その2】

葉酸

ダウン症になる原因は、高齢出産だけではないとされています。科学的根拠はないと言われていますが、葉酸など特定の栄養が不足した場合、リスクがある可能性が指摘されています。
美容や健康で注目されることが多い葉酸は、細胞分裂を助ける働きがあります。不足すると、不完全な卵子ができる可能性があります。妊娠中に栄養不足になった場合、ダウン症に限らず、様々な弊害が生じる可能性があるため、栄養バランスのとれた食事を心がけることが大切です。

高齢出産とダウン症の関係【確率】

母親の年齢に関わらず、ダウン症の子どもは、新生児全体の3%~5%くらい生まれるとされています。年齢別に見ていくと以下のような割合になっています。

  • 20代:1667人に1人
  • 30歳:952人に1人
  • 35歳:400人に1人
  • 40歳:106人に1人

ご覧の通り、高齢になるほどリスクが高まる傾向が見られます。ただし、女性だけに原因があるという話ではありません。男性に原因があるケースもあるため、参考程度に知っておけばよいでしょう。

合わせて読みたい

適齢期の出産とは違う高齢出産のリスクとは!?
平均出産年齢は、平均初婚年齢があがるにしたがって上昇していっています。これは初婚年齢が上がっているので、ある意味当然のことです。また、医療技術も発展していっていますし、ライフスタイルの多様化や共働きなどが影響を与えているため、昔に比べて高齢での出産も一つの選択肢となっています。 ただ、高齢出産...

高齢出産とダウン症の関係【治療法】

薬

染色体に関する医学的治療は、現時点では見つかっていません。ただし、合併症を引き起こした場合に、薬物治療を行うことは可能です。てんかんの場合は抗けいれん薬を、甲状腺機能低下症の場合は甲状腺ホルモン補充療法を行っていきます。心臓に関わる合併症の場合は、外科的な治療を行います。

今のところ、ダウン症候群の平均寿命を延ばす治療法を施してもらう方法が、有効です。ただし、妊娠中に様々なリスクを回避する予防策はあります。

【食べ物を見直す】

母体の健康は、胎児に良い影響を与えます。卵子の老化を防ぐ効果が期待できる食べ物を意識して摂取するよう、心がけましょう。

たとえば、ビタミンBの一種である葉酸。ホウレンソウに多く含まれている栄養素で、卵子の老化予防に効果的と言われています。ホウレンソウは水溶性のため、調理をすると栄養素が少なくなるデメリットがありますが、調理法を工夫したり、葉酸が含まれたサプリメントを摂取したり、工夫をしてみるとよいでしょう。

【体重管理をしっかり行う】

卵子やにとって、「痩せすぎ」「太りすぎ」は良くありません。適正な体重を保ち続けることが大切です。妊活・妊娠中の過食や極端なダイエットはご法度です。
体重はもちろん、体脂肪なども正確に分かる体重計を用意しておくと便利でしょう。毎日体重計に乗り、医師と相談しながら体重管理をしてみてください。

活性酸素を抑える】

活性酸素は、老化を促進します。美容にも関係しますが、高齢出産におけるダウン症回避にも影響があるとされています。
食品添加物・アルコール・煙草など、体に害を及ぼすものは避けるようにしましょう。質の高い睡眠をとることも大切です。活性酸素を抑える効果が期待できます。

高齢出産とダウン症の関係【出生前検査】

検査

高齢出産で不安のある方におすすめしたいのが、ダウン症の出生前検査です。妊娠9週~22週頃に行われる検査で、胎児に奇形・病気・染色体異常がないかを調べます。心構えをしておきたい方は、事前検査をすることをおすすめします。

【超音波診断】

腹部に超音波を当て、痛みなく診断する方法です。胎児・子宮内を映像化することができ、胎児の体重・心臓・骨格などを診察できます。

【クアトロテスト(血清マーカー検査)】

母胎の血中にある物質を調べ、胎児の染色体数を数値化する方法です。妊娠15週~21週までにできる検査となっています。

羊水検査】

子宮内の羊水を少し摂取し、羊水中のアルファフェトプロテイン値を測る方法です。クアトロテストより、染色体・遺伝子の異常が正確に診断できます。
ただし、1/200~1/300の確率で、検査後4週間以内に流産するリスクがあるため、注意が必要です。

これらの検査を出産前にしておくことで、母胎と胎児の状態を把握することができます。「わが子がダウン症かもしれない」と分かるリスクを理解した上で、医師の相談のもと、行いましょう。

おわりに

「高齢出産とダウン症の関係」について解説してきました。高齢出産とダウン症には、直接的な因果関係はありません。しかし統計的に見ていくと、高齢になればダウン症など様々なリスクがともなう可能性がある、という事実が見えてきます。
まずは、今できるリスク回避を試すことが大切です。そしてわが子がダウン症だと分かったときに、心を落ち着かせ、パートナーや医師と相談することで、出産への不安を取り除きましょう。

ピックアップ

不妊の原因は女性だけ?精子と年齢の関係
「赤ちゃんがほしいな」と思ってはいるけれど、なかなか妊娠できない…とお悩みの方は多くいらっしゃるかと思います。出産をするのは女性ですから、つい「妊娠」となると女性に注目してしまいますが、不妊の原因は男性にもあるのです。男性の場合、「無精子症」や「乏精子症」などの病気が不妊の原因として挙げられます...
ダウン症になる確率と原因、その予防策とは
ダウン症は医学的には「ダウン症候群」と呼ばれる、先天的な疾患です。今のところ治療方法がないため、赤ちゃんを授かった多くのお母さんが不安になる病気の一つです。一般的には高齢出産や栄養不足がダウン症の原因といわれています。 多くの人がダウン症を「知的障害」が主な症状ととらえているようですが、生まれ...
無排卵月経の特徴とは?症状・原因・治療法まで徹底解説
妊娠するためには、毎月きちんと排卵していることが第一条件となります。よく「生理が来ていれば排卵している証拠」と勘違いしている方がいますが、実際には生理が来ていても排卵していない状態、つまり「無排卵月経」である可能性もあるのです。 無排卵月経の場合は、一般的に妊娠しづらいとされているため、早めの...
購読はいいねが便利です!
高齢出産とダウン症の相関関係とは
この記事をお届けした
たまGoo! - 妊活・妊娠・出産・育児の応援サイトの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!
スポンサーリンク

アンケートにご協力くださいm(__)m

高齢出産(妊娠)で不安なことを教えてください。(複数選択可)

アンケート結果

Loading ... Loading ...

高齢出産・高年初産の悩みについて・・・あわせて読みたい

高齢出産だと双子の確率が上がるって本当?
高齢出産だと双子の確率が上がると言われていますが本当のところはどうなのでしょうか。高齢出産とは、35歳を過ぎてからの初産のことを言います。厚生労働省の人口動態調査によると、日本の出生総数は減少しているのに対して、双子以上の多胎児の出生数は横ばい状態を維持し、約40年間で2倍近くなっています。...
高齢出産の年齢は何歳から?リスクを減らす5つのポイントと嬉しい3つのメリット
「30を過ぎてから結婚をしたので、妊活に取り組むのが遅くなってしまった…」昨今ではそう思っていらっしゃる方も多いかもしれません。 高齢出産とは、日本産科婦人科学会によると35歳以上で出産することを指し、流産や早産、難産の確率が上がるリスクがあると言われています。ですが一方で、若返り効果や精神的...
40代で出産した人も?高齢出産を経験した芸能人まとめ
女性にとって、仕事や私生活、身体の健康状態を考えると、出産する年齢はとても気になるところ。一般的に、35歳以上の出産は高齢出産と呼ばれ、母体と子どもの身体にとって、リスクが生じる可能性が高いといわれています。 しかし、世の中には高齢出産をしても母子ともに健康で、社会復帰まで果たしている方がいる...
年々上がる初産の平均年齢!40代でも妊娠できる人の特徴
昨今は晩婚化の影響で初産の平均年齢も上昇しています。かつては30代以上の女性が出産することは危険と言われていましたが、最近は珍しくなくなり、40代で初産を迎える人も少なくありません。しかし、高齢になると妊娠することが難しくなるうえ、出産にも様々なリスクがともないます。40代でも妊娠し、出産で...
適齢期の出産とは違う高齢出産のリスクとは!?
平均出産年齢は、平均初婚年齢があがるにしたがって上昇していっています。これは初婚年齢が上がっているので、ある意味当然のことです。また、医療技術も発展していっていますし、ライフスタイルの多様化や共働きなどが影響を与えているため、昔に比べて高齢での出産も一つの選択肢となっています。 ただ、高齢出産...
あわせて読みたい

良ければシェアをお願いします。

トップへ戻る