厳密に定められている高齢出産の定義とは

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高齢夫婦

みなさんは「高齢出産」という言葉を聞いたことがありますか?
聞いたことがあるという方や、または日常の中で「高齢出産」という言葉を使っている方の中にも、「言葉は知っているが、実は定義をよく分かっていない」という方がいらっしゃるかもしれません。ひとくちに「高齢出産」と言っても一体何歳からを指すのでしょうか。今回は高齢出産の定義についてお話したいと思います。

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社会や価値観の変化が晩婚化や出産高齢化に影響?

独身

「高齢出産」という言葉が昔よりよく聞かれるようになるほど、出産年齢は全体に上がってきています。そこには昨今の晩婚化が影響していると考えられています。まずは、晩婚化とそれにともなう出産年齢の高齢化の原因を考えてみましょう。

近年、日本では晩婚化が進んでいる理由のひとつとして、女性の社会進出が挙げられるでしょう。働く女性が増えたことにより、社会構造は大きく変わりました。ひと昔前までは「男は仕事、女は家庭」という図式が当たり前でした。しかし、現代では社会で活躍する女性が増え、かつてのように経済的な部分で男性に依存する女性は昔に比べると少なくなりました。

また、現代人の価値観の変化も晩婚化の要因のひとつと言えるでしょう。男女とも、自分のやりたいことや仕事を優先する自由な生き方を求める人が増え、独身生活を満喫する人が増えています。また生涯独身を貫く人もまた増えきました。一方、こちらも男女ともですが、若年層の雇用状況や経済状況が以前よりも厳しいものとなり、結婚したくてもできない、という方も増えているようです。

総務省の調査による生涯未婚率は1990年に「5.6%、女性3.9%」でしたが、2010年には「18.9%、女性9.7%」と、その変化は顕著になっています。結婚自体に対する考え方が時代とともに変わり、その影響を受け晩婚化が進んでいると言えるでしょう。
晩婚化し、初婚年齢が上がるのにともなって、初産年齢も上昇傾向にあり、その結果高齢出産が増えてきているのです。

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高齢出産の定義は一般的に「35歳以上での出産」

アラファーの女性

では、本題です。高齢出産の定義についてみていきましょう。前述したように現代では高齢で出産する人が増えていますが、「高齢出産」とは何歳以上で出産することを指すのでしょうか。実は、高齢出産の厳密な定義はありません。しかしながら統計上または医学上、おおむね「35歳以上での出産」の場合、「高齢出産」と呼ばれます。似たような言葉で「高齢初産」という言葉があります。
こちらは日本産科婦人会により「35歳以上の初産婦」と定義されています。

1993年以前は「30歳以上の初産婦」と定義されていましたが、30歳以上の初産婦が増えたことやWHO(世界保健機関)をはじめ海外の国々でも同じ定義がされているといった理由から、35歳にまで引き上げられました。

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「超高齢出産」の例も!?

超高齢出産

一般的には、35歳以上での出産の場合に「高齢出産」と呼ばれるということはお分かりいただけたかと思います。しかし現実には、それよりもかなり高い年齢で出産される方もいらっしゃいます。それが「超高齢出産」です。「超」が付くわけですから、それは驚きの年齢での出産ということになります。こちらについてもみてみましょう。

「超高齢出産」にも厳密な定義はありませんが、一般的には50歳以上での出産を指します。この年齢になると多くの女性が閉経してしまいます。しかしごく少数ですが、自然妊娠して出産する場合があります。

また、たとえ閉経後でも過去に自分の卵子を凍結しておく、他人の卵子を使う(日本では認められていませんが一部海外の国では行われています)などの方法で、妊娠そして出産するケースもあります。
インドでは2008年と2016年に、体外により妊娠した72歳の女性が出産したことが報じられ、世界中を驚かせました。

 

高齢で出産することのリスク

不安な女性

晩婚化の進む現代社会において、高齢出産はもはや珍しいものではありません。近年、高齢出産の中でも特に40代での出産が急増しました。この20年で約4倍に増えたとも言われています。40代でも出産できるのは素晴らしいことですが、やはりそこには高齢出産のリスクがともなうことは理解しておかなければなりません。

高齢出産のリスクとして代表的なものは、ダウン症候群などに代表される先天的な身体異常を持つ赤ちゃんの出産です。この確率は出産する年齢が上がるとともに高くなります。また、の可能性も高くなってきます。そして、高齢出産のリスクは生まれてくる赤ちゃんだけが対象ではありません。母体のリスクも高くなります。

加齢による体力の低下により、出産にかかる時間が長くなります。それにより、やむなく帝王切開による出産に踏み切るケースが数多くみられます。こうしたことは、出産をする女性にとって身体的に大きな負担になります。

おわりに

以上、高齢出産の定義についてご紹介しました。総合的にみて、出産は高齢よりは若年である方が望ましいと言えるでしょう。しかしながら、高齢であっても出産できることもまた事実です。高齢で妊娠・出産について悩んでいるという夫婦の方も、ぜひ高齢出産に関する正しい知識をもち、妊活をされてみてはいかがでしょうか。

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