出産前に知っておきたい!帝王切開の基礎知識

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赤ちゃん

日本の率は20%弱、約5人に1人が、帝王切開で出産しています。帝王切開の予定はなくても、緊急に必要になる場合もあります。

では、帝王切開とはどんな出産方法で、なぜ、またどのような流れで行われ、どのようなメリット・デメリットがあるでしょうか?今回は、出産前に知っておきたい、帝王切開の基礎知識をまとめました。

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帝王切開とは?

手術

帝王切開とは、母体や胎児に何らかの問題があり、経腟分娩が難しいと判断された場合に、子宮を切開して、赤ちゃんを直接取り出す出産方法です。
帝王切開は2種類あり、あらかじめ手術日を決める「予定帝王切開」と、妊娠中または分娩中の状況の変化で緊急に行われる「緊急帝王切開」があります。「超緊急帝王切開」(グレードA)は、より緊急な状況で行われ、手術決定から赤ちゃんの娩出までが20分以内に行われます。

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帝王切開が選択されるケース

双子の赤ちゃん

赤ちゃんの発育状態や胎位、お母さんの子宮や骨盤の状態によって、経腟分娩は難しいと判断される場合があります。通常、赤ちゃんの推定体重が4000gを超える場合、また逆に、胎盤機能の低下ゆえに赤ちゃんが小さいと想定される場合、帝王切開が選択されます。

多胎妊娠の場合

経膣分娩も可能とされている多胎妊娠ですが、お腹のなかに居る赤ちゃん同士で邪魔をしあってしまうため、帝王切開になる場合が多いです。双子や三つ子をはじめ、逆子も帝王切開になる場合が多いです。

前置胎盤低置胎盤の場合

胎盤が子宮口にかかっている前置胎盤や、子宮口との距離が2cm未満の低置胎盤の場合は、経腟分娩だと出血が多くなり、危険が及ぶ可能性があります。この場合、通常の予定帝王切開よりも早めに手術が行われます。また、子宮手術や帝王切開後の経腟分娩は、子宮破裂を起こすリスクが高まります。

赤ちゃんの頭が大きい場合

お母さんの骨盤に比べて赤ちゃんの頭が大きく、経腟分娩では赤ちゃんが出てこられない場合もあります。お母さんの外陰ヘルペスやエイズなどの感染症、糖尿病や心疾患などの合併症、高年初産の場合も、帝王切開が選択される可能性があります。

緊急の場合

経腟分娩が予定されていても、何らかの原因で、緊急に赤ちゃんを晩出しなければならなくなることがあります。重症妊娠高血圧症候群や、出産前に胎盤がはがれてしまう場合などです。また分娩中でも、十分な陣痛がきているにもかかわらず、分娩が進行しない場合や、へその緒が下がりすぎてしまう場合などには、緊急帝王切開にきりかえられます。

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帝王切開の流れ

検査

一般的に予定帝王切開では、妊娠38週に行うことが適しており、手術には30分〜60分を要します。麻酔の種類や切開の方法は、母子の状態によって変わります。なぜ、妊娠38週が帝王切開に適しているかというと、分娩予定日が近くなると、手術前に陣痛がきてしまい、緊急帝王切開になるリスクが高くなるためです。また、逆に早すぎると、赤ちゃんが呼吸障害を抱えるリスクが高まってしまいます。それでは、順を追って流れを説明していきたいと思います。

  1. 手術日の約2週間前には、血液検査や心電図など、手術前検査を行う
  2. 手術前の約6時間は絶食
  3. 手術前に再度、母子の状態がチェックされ、手術着に着替え、手術開始。
  4. 腰椎麻酔や脊椎麻酔の麻酔を施す。
  5. 恥骨上の横切開を行う。手術時間の短い緊急手術では、おへその下の縦切開が選択され、15cm前後の切開となる。
  6. 6.手術開始から5分以内に、赤ちゃんが生まれ、胎盤を取り出し、子宮内をきれいにしたあと、縫合。

予定帝王切開では、赤ちゃんの産声を聞くことが可能で、すぐに赤ちゃんを見ることもできます。しかし緊急帝王切開は、一般的に全身麻酔で行われ、赤ちゃんの産声を聞くことはできません。手術室に入って1時間半から2時間後には、入院室に戻ることができます。麻酔が切れて痛みを感じる場合は、痛み止めを処方してもらいましょう。経過が良ければ、翌日には尿管カテーテルがはずされ、点滴も2〜3日で終了です。入院期間は、1週間前後が一般的です。退院してからも、処方された痛み止めは飲みつづけましょう。

メリットとデメリット

お母さんと赤ちゃん

上述で帝王切開とはどうゆうものなのか、また、手術の流れについてご説明しましたが、それをふまえて帝王切開におけるメリット・デメリットについてご説明いたします。

メリット

  • 手術日を決められるため、準備ができる
  • 出産にともなうリスクを最小限にとどめられる
  • 陣痛など、出産時の痛みが少ない
  • 経腟分娩と比べ、出産時間が短い

デメリット

  • 経腟分娩と比べ、入院日数が4,5日ほど長い
  • 入院日数が長いため、出産から入院までの費用が高い
  • 出産後の手術の傷や後陣痛の痛みが長引く
  • 二回目の出産も帝王切開になりやすい
  • お腹に傷跡が残る

帝王切開に対して、偏見を持つ方もまだまだおり、心ない言葉を言われてしまうこともあるかもしれません。しかし、帝王切開も、立派な出産方法の1つです。しっかり妊娠・出産を乗り切ったことを誇りに思いましょう。

おわりに

今回は、出産前に知っておきたい、帝王切開の基礎知識をご紹介しました。出産で何より大切なのは、お母さんと赤ちゃんの安全です。正しい知識があれば、帝王切開だからとがっかりしたり、怖がったりする必要はありません。安心して出産にのぞみましょう。

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28歳。AB型。主婦。
主婦歴2年目に突入。最近実家に旦那と引っ越して、妊娠と出産に向けて本腰をいれて貯金と妊活を開始。妊娠するうえで大切な基礎体温から妊婦生活を送る上で気をつけるべきことなど、「生活」に関する記事の執筆を主に担当。
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