母乳にも影響が?産後の貧血の原因・対処法とは

母乳にも影響が?産後の貧血の原因・対処法とは

妊娠前は貧血ではなかった人も、妊娠中は急激な血液量の増大についていけず、産後は出産時の出血に伴い、貧血になることがよくあります。貧血になったら、治るまできちんと継続的にケアしていくことが大切です。貧血はママ自身の動悸(どうき)・息切れ、倦怠感をはじめとする不調のみならず、赤ちゃんへの母乳の供給にも影響を与えます。ここでは、産後の貧血の原因と対処法を中心にご紹介します。

産後の貧血はなぜ起こる?出産と出血

疲れているお母さん

産後の貧血の原因はお産での出血による鉄欠乏性貧血がほとんどです。けれど、テレビで芸能人の出産のドキュメントなどをみていても、出産シーンは赤ちゃんが生まれて終わっていて、特に出血をしている様子はみられません。では、出血はいつ起こるのでしょうか?

出産は赤ちゃんが生まれて終わりではない?!

赤ちゃんはママのおなかにいるとき、胎盤からつながる臍帯(さいたい)を通して必要なものを得ています。そして、弾力のある、ねじれたゴムチューブのような臍帯でつながった状態で生まれます。その後、臍帯はすぐに赤ちゃん側の根元をクリップでとめられ、切断されます。その臍帯の逆側、つまり胎盤はどうなるのでしょう?

不要となった胎盤(レバー状の5~600gの塊)は、通常15~30分で自然に子宮から剝がれ落ち、赤ちゃんと同じ産道を通ってでてくるのです。これを後産(あとざん)と呼びます。そして、その胎盤が剝がれ落ちるときに起こる出血が、すべての人に起こる出産時の出血です

出血量500mlまでが正常範囲

けがをしてペットボトル1本分もの血がでたら、きっと卒倒しそうになりますよね。けれど、出産時の出血量はペットボトル1本分、300~500mlが平均値といわれています。

その後も悪露(おろ)といわれる子宮からの出血がしばらく続くので、総量としてはそれ以上だと考えておいてください。驚くことにそれがごく一般的な出血量なのです。
その普段では考えられないような多量の出血が産後の貧血を引き起こす要因となっています。

重度の貧血の可能性も~分娩(ぶんべん)後異常出血~

ここまで書いてきたのは通常の出産ですべての人に起こることですが、それ以外にも出産には出血を伴う場合があります。比較的軽度のものとしては、会陰切開や裂傷に伴う出血。また、産道が傷つき出血する場合もあります。

まれなことですが、血管が傷ついたり、胎盤が通常とは異なるタイミングで剝がれたり、逆に残ったり(胎盤遺残)した場合は命に関わるほどの出血をする場合もあります。また、子宮の収縮が悪く出血が止まらない(弛緩(しかん)出血)などということもあります。

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産後の鉄欠乏性貧血の症状と注意点

寝そべるお母さん

出産時の出血を考えると少し怖くなりますね。でも、出産前は血液量も通常ときに比べ1.5倍くらいになっている(ただし、通常より薄まった状態で)といいますから、通常量の出血であればそれは体も想定内なことなので大丈夫です。

ただ、元が薄まった状態の血液ですから、貧血になりやすいのも事実。産後に鉄欠乏性貧血になると何が起こるのでしょうか?

鉄欠乏性貧血になると何が起こるのか

産後に関わらず、貧血の代表的な症状として、動悸・息切れ、めまい・ふらつき、倦怠感・疲労感、耳鳴り、顔面蒼白(そうはく)、寒気・頭痛、眠気などが挙げられます。

その他、口内炎や皮膚トラブルがおきやすくなったり、抜け毛が多くなったり、爪がもろくなったり、手足がムズムズしたりといった症状も貧血によって引き起こされる場合もあります。それから、筆者も妊娠中になりましたが、「無性に氷が食べたくなる」という症状がでることもあるようです(原因はよくわからないようですが)

鉄欠乏性貧血が母乳に与える影響とは

産後の貧血特有の問題点として、母乳に与える影響があります。母乳は母親の血液を元に作られます。母体が貧血状態であると、血流も悪くなり、母乳の出にも影響します。妊娠期もママの体を通して赤ちゃんは成長してきましたが、生まれた後もしばらくは母乳を通して成長します。赤ちゃんに栄養満点なお乳をおなかいっぱい飲ませてあげるためには、ママの健康が不可欠なのです。

このつらさは何のせい?~原因はわからなくても~

そもそも産後は赤ちゃんのお世話で、睡眠不足状態。まぶたの裏が白ければ貧血のせいとわかっても、倦怠感や疲労感、ましてや眠気など、ただの疲れか貧血かの判断はつきません。また、ホルモンバランスが大きく変化する時期なので、それによる肌荒れや抜け毛もみられます。

貧血によって引き起こされた症状かどうかの判断はつかなくても、貧血といわれたら改善にむけて対策をとりましょう。貧血が治って症状が治まったら…それは貧血のせいだったのかもしれません。

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7歳の男の子と4歳の女の子の母です。試行錯誤の子育てですが、子ども達に成長させてもらっています。

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