妊娠高血圧症候群【コラム妊娠と出産】

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群は以前、妊娠中毒症と呼ばれた病態で、定義では「妊娠20週以降、分娩後12週までに高血圧が見られる場合、または高血圧に蛋白尿を伴う場合のいずれかで、かつこれらの症状が単なる妊娠の偶発合併症によるものでないものをいう」となっています。

妊娠高血圧症候群とは?

血圧を測る妊婦

発症時期によって妊娠32週未満に発症する早発型と妊娠32週以降に発症する遅発型に分類され、高血圧と蛋白尿の程度により軽症と重症に分かれます。重症の妊娠高血圧症候群は収縮期血圧が160mHg以上、収縮期血圧110mgHg以上、尿中の蛋白量が1日2g以上のいずれかに当てはまるものとされます。

なぜ妊娠中に血圧が高くなったり、蛋白尿がみられるようになるのかは完全には解明されていません。
血管の内壁を覆う内皮細胞が障害を受ける、血管が攣縮を起こす、血管新生が障害される、など、多くの原因が報告されていますが、「症候群」と呼ばれるように、複数の原因により高血圧と蛋白尿という症状が見られるようになると考えられています。

妊娠高血圧症候群になりやすい人の特徴

肥満な妊婦
妊婦の3~4%に発症するとされ、初めての妊娠、若年や高齢での妊娠、肥満者の妊娠、多胎妊娠、糖尿病を持った方の妊娠、もともと血圧が高い方(本態性高血圧)の妊娠、妊娠高血圧症候群の家族歴を持った方の妊娠などで発症頻度が増加することが知られています。決して少ない頻度ではない上に、重症型ではお母さんと赤ちゃんに深刻な悪影響を与えるので、発症した方では慎重な妊娠管理が必要となります。

杏林大学医学部付属病院は、女性の生涯を通しての健康をサポートし、きめの細かい医療サービスを提供する理念のもとに、多摩地区の拠点病院として産婦人科の3大領域である、周産期医療、婦人科腫瘍、生殖医療のすべてにおいて高度な医療提供体制を備えています。外来においては通常の外来の他に、各専門医(指導医)が中心となって臨床遺伝外来、腫瘍外来、不妊・内分泌外来といった特殊外来を行っています。

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