妊娠かなと思ったら…【コラム妊娠と出産】

良ければシェアをお願いします。

kyorin_column_img

自分が妊娠したかどうか知るにはどうしたらいいのでしょうか。月経周期が順調な人でも、予定日付近になっても月経が来なかったら、ひょっとしたら妊娠したかなと考えると思います。

妊娠初期では胸が張ったり、眠気、だるさなど普段見られない症状が出ることもあり、月経の遅れがあってこのような症状が見られたら妊娠した可能性は高くなります。

妊娠診断試薬キットで検査

妊娠かなと思ったら…

しかし、これだけで妊娠しているかどうかはわかりません。妊娠を疑ったら、まず、市販の妊娠診断試薬キットで検査しましょう。妊娠診断の試薬キットは胎盤絨毛から分泌されるホルモンが尿中に出ているかどうかを見るものです。

最近の妊娠診断試薬は鋭敏ですので月経が1週間ほど遅れたころまでには妊娠であれば陽性に出ます。試薬キットで陽性とでてもそれが正常妊娠かどうかはわかりません。流産や子宮の外に妊娠してしまう異所性妊娠でも陽性となるからです。

陽性であれば産婦人科で受診

陽性であれば産婦人科で受診

妊娠診断試薬キットで陽性と出た場合は、近くの産婦人科を受診し、正常妊娠かどうかを診断してもらいましょう。産婦人科では経腟超音波検査を行います。検査で子宮の中に赤ちゃんの入った袋(胎嚢)が確認できれば、異所性妊娠ではないことになりますが、正常妊娠かどうかは経腟超音波検査で胎嚢の中に赤ちゃんが確認でき、さらに赤ちゃんの心臓が鼓動しているかどうか(胎児心拍)の確認が必要です。

妊娠が正常化どうか診断

妊娠が正常化どうか診断

正常妊娠であれば、通常妊娠5週の後半から6週前半には経腟超音波検査で胎児心拍が確認できます。胎嚢しか確認できない場合は、赤ちゃんが育っていない稽留流産という状態か、月経が不順な方では月経開始日から計算した妊娠週数より実際の妊娠週数が早すぎて赤ちゃんが経腟超音波検査で見えない可能性があります。

後者の場合は1~2週間後に再度経腟超音波検査で赤ちゃんとその心拍を確認します。赤ちゃんは見えるのに胎児心拍が確認できないと、赤ちゃんが育っていないことになり、やはり稽留流産と診断されます。

超音波検査の重要性

経腟超音波検査による妊娠9週2日の胎児頭殿長

経腟超音波検査による妊娠9週2日の胎児頭殿長

妊娠初期の経腟超音波検査は、正常妊娠かどうかの診断に役立つばかりでなく、分娩予定日の決定にも必要です。分娩予定日の最も正確な判定は基礎体温によるから計算する方法ですが、不妊治療を受けている方でないと基礎体温表を記録している方は少ないでしょう。

写真のように経腟超音波検査で妊娠7~11週の間に赤ちゃんの大きさ(頭殿長)を図ることで比較的正確に分娩予定日を算出できます。

このように、妊娠診断試薬キットで陽性と出た場合は、早期に産婦人科を受診して、自分の妊娠が正常化どうか診断してもらいましょう。

杏林大学医学部付属病院は、女性の生涯を通しての健康をサポートし、きめの細かい医療サービスを提供する理念のもとに、多摩地区の拠点病院として産婦人科の3大領域である、周産期医療、婦人科腫瘍、生殖医療のすべてにおいて高度な医療提供体制を備えています。外来においては通常の外来の他に、各専門医(指導医)が中心となって臨床遺伝外来、腫瘍外来、不妊・内分泌外来といった特殊外来を行っています。

この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。

購読はいいねが便利です!
妊娠かなと思ったら…【コラム妊娠と出産】
この記事をお届けした
たまGoo! - 妊活・妊娠・出産・育児の応援サイトの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!
あわせて読みたい

良ければシェアをお願いします。

トップへ戻る