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胎児発育不全【コラム妊娠と出産】

胎児発育不全

胎児発育不全とは妊娠週数に比べて赤ちゃんの発育が悪い状態をいいます。では毎回子宮底長を測定するので、子宮底長が妊娠週数に比べて小さい場合は胎児発育不全を疑います。

胎児発育不全は妊娠週数が正しいことが大前提

妊娠週数

ここで気を付けなければならないのは、胎児発育不全は、妊娠週数が正しいことを前提としていますので、実際の妊娠週数が見かけの妊娠週数より少なければ当然赤ちゃんの成長が標準以下と判断されてしまうことです。

自分の妊娠週数が正しいかどうか最も正確に判断できるのは基礎体温表を記録していて、妊娠した直前の排卵が分かっている方ですが、基礎体温表を記録していない方では妊娠初期に超音波検査で赤ちゃんの大きさ(頭殿長)から妊娠週数と分娩予定日を算出します。

超音波検査

より正確な診断方法として、超音波検査で子宮の中の赤ちゃんの頭や胴回り、大腿骨の長さなどを測定して赤ちゃんの体重を推定し妊娠週数相当か小さいかを判定する方法があり、妊娠30週頃までには超音波検査による胎児計測を行うことが推奨されています。

妊娠初期に超音波検査を受けていない方は、妊娠直前の月経開始日から妊娠数週や分娩予定日を計算することになりますが、この方法は正確性にやや欠け、特に月経が不順な方では妊娠週数が過大に評価され、胎児発育不全と誤って判断されることがあるので注意が必要です。

胎児発育不全の原因

禁煙

母親側

胎児発育不全の原因は多岐にわたります。お母さん側では極端な栄養不良、、高血圧症、腎臓疾患、心臓疾患、糖尿病、甲状腺機能異常、ある種の薬物服用、など様々ですが、喫煙が胎児発育を阻害することはよく知られており、妊娠中の喫煙は絶対に避けましょう。

妊娠に伴って発症する妊娠高血圧症候群も胎児発育不全の大きな原因です。胎盤の機能不全や臍帯の胎盤への付着部位の異常も胎児発育不全の原因となります。

胎児側

胎児側では、赤ちゃんのウイルス感染、染色体異常、先天奇形などが代表的な原因です。

胎児発育不全の赤ちゃんの発育を促すような確実な治療法はなく、お母さん側に原因がある場合は原因を取り除くように努力することは大切ですが、赤ちゃん側に原因がある場合はそれも困難です。

従って、子宮の中で赤ちゃんを治療するのでなく、胎児発育不全の赤ちゃんが元気かどうかを検査し、元気と判断される場合はできるだけ妊娠を継続し、元気がないと判断されるならば帝王切開などで赤ちゃんを娩出し体外で治療するのが基本的な考え方となっています。

杏林大学医学部付属病院は、女性の生涯を通しての健康をサポートし、きめの細かい医療サービスを提供する理念のもとに、多摩地区の拠点病院として産婦人科の3大領域である、周産期医療、婦人科腫瘍、生殖医療のすべてにおいて高度な医療提供体制を備えています。外来においては通常の外来の他に、各専門医(指導医)が中心となって臨床遺伝外来、腫瘍外来、不妊・内分泌外来といった特殊外来を行っています。

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