出産後の経過【コラム妊娠と出産】

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分娩が終わって無事に出産したお母さんはほっとして、かわいいわが子が家族の一員に加わった喜びは実感することでしょう。ここでは、出産後の経過についてお話しいたします。

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入院期間について

入院する妊婦さん

出産後の入院期間は病院により異なりますが、帝王切開分娩より経腟分娩された方の方が入院期間は短いのが普通です。大部分の施設では母児同室といって、入院中はお母さんと赤ちゃんが一緒に過ごし、シャワーやトイレなどお母さんが赤ちゃんと離れる時だけ助産師さんが赤ちゃんを預かります。

助産師さんからは沐浴(もくよく)の仕方や母乳の与え方、乳房の管理法などを教わりますが、赤ちゃんの育て方で疑問があれば、入院中に遠慮なく質問してください。経腟分娩で会陰切開を受けた方や帝王切開では、入院中は創部の痛みが強い方も多く、そんな時は痛み止めを病院で処方してもらいましょう。また、妊娠末期に大きくなった子宮は、収縮してどんどん小さくなりますが、痛みを伴うこともあり、特に経産婦ではこの痛みが強いとされます。そんな時にも痛み止めを処方してもらってください。

産後の悪露

赤ちゃんと遊ぶママ

分娩直後の子宮は約1000gありますが、分娩後6~8週間で妊娠前の60gに戻ります。子宮口も赤ちゃんが通った直後は大きく開いていますが、分娩後4~6週間で閉鎖します。

子宮が収縮する過程では血液を含んだ分泌物が子宮より排出されます。これを悪露といいます。

分娩3日目までは赤い血液成分が主ですが、分娩後4~9日目では血液成分が減り、悪露も褐色になります。その後、3週までは黄色の悪露となり、4~6週後には悪露は消失します。

一方、分娩後数日目から乳汁分泌が始まってきます。出産後1~5カ目までの乳汁は初乳といわれ、赤ちゃんが細菌に感染するのを防ぐ免疫グロブリンという物質が多く含まれており、赤ちゃんにとって大変大切です。

その後、乳汁の量はどんどん増えてきますが、母乳哺育は赤ちゃんの栄養面だけでなく、お母さんと赤ちゃんの絆の形成にも重要なことが分かっており、特別な事情がなければできるだけ母乳哺育を続ける努力をしてください。また、授乳では多くのカロリーを消費しますのでバランスのとれた栄養素を非妊娠時より多く摂取しなければなりません。どんな食事をとればよいかも入院中に助産師さんや栄養士さんに聞いてみてください。

母乳哺育のトラブル

ミルクを飲む赤ちゃん

母乳哺育では母乳が出なかったり、乳頭に亀裂が入り授乳時に痛んだり、乳汁がうっ滞して乳房に炎症を起こしたりといろいろなトラブルがありますが、このような問題がある方は入院中や退院後の一カ月健診時に相談してみてください。退院後の一カ月健診では、子宮が元に戻ったか、出血がないか、血圧は正常か等を診察し、これで異常がなければ産科の診察は終了します。

これとは別個に、赤ちゃんを小児科の医師が診察し、発育が正常化どうかを診察しますが、それ以降の赤ちゃんの診察や予防接種のスケジュールなどの説明をその時に受けてください。

杏林大学医学部付属病院は、女性の生涯を通しての健康をサポートし、きめの細かい医療サービスを提供する理念のもとに、多摩地区の拠点病院として産婦人科の3大領域である、周産期医療、婦人科腫瘍、生殖医療のすべてにおいて高度な医療提供体制を備えています。外来においては通常の外来の他に、各専門医(指導医)が中心となって臨床遺伝外来、腫瘍外来、不妊・内分泌外来といった特殊外来を行っています。

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