1歳未満の赤ちゃんがかかりやすい!百日咳の症状・原因・治療方法

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1歳未満の赤ちゃんがかかりやすい!百日咳の症状・原因・治療方法

「咳」というと、「あまり大したことのないもの」と思う人もいるかもしれません。しかし、重い病気である可能性もあるので、決して楽観視はできません。今回は、「百日咳」について取り上げます。

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百日咳とは呼吸器に起こる

咳

百日咳(ひゃくにちせき)は、呼吸器に起きる感染症のうちの一つです。これを引き起こすのは「百日咳菌」と言われるものなのですが、非常に強い感染力を有しています。上気道(鼻~喉頭にまでを指す言葉です。喉の奥~肺のことは「下気道」と言います)にとりついてどんどん増えてしまいます。

この百日咳は、子どもによく起こる病気として知られていました。ただ現在では、「16歳以上の発病者の方が多く、その割合は全体の60パーセント~70パーセントにも上る」と言われています。そのため、大人も警戒が必要です。病児の世話をしているうちに大人の方が感染してしまった・・・というケースも珍しくありません。

もっとも、発病者は大人の方が多いにも関わらず、「百日咳は子どもの病気だ」と思われるようになったのには理由もあります。(後述でしています)

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百日咳の症状について

マスク

百日咳は、病気のなかでも比較的潜伏期間が長いものです。感染した後は5日~10日間ほどの間潜伏しており、なかなか症状として現れません。最大では「20日間ほどもの間潜伏していた」というケースもあります。これはノロウイルスやロタウイルスとのとても大きな違いです。

百日咳の症状は、風邪の時に出る咳と同じような形で表れ始めます。このため、「寝ていれば大丈夫だろう」「安静にしていれば治るだろう」「風邪薬を飲ませておけば大丈夫だろう」と考えてしまいがちです。ただ百日咳の場合、どんどん咳がひどくなります。はじめの方はコンコンと咳き込んでいたのに、どんどんひどくなり、ひゅーっと音が出るような発作が起きることもあります。また、咳によって強い吐き気が襲ってくることもあります。場合によっては目の部分にむくみが出たり、顔に出血が見られたりすることすらあります。

「百日咳は恐ろしい」と言われたり、「子どもの病気だ」と思われたりすることには、実は理由もあります。百日咳で出てくるこれらの症状は、乳幼児を死に追いやることがあるからです。まだうまく自分で動いたり痛みを訴えたりすることができない新生児の場合、百日咳によって呼吸ができなくなってしまうことがあります。このため、百日咳が原因で死に至るケースもあります。また、死亡まではいかなくても、脳症などを患うことがあり、決して油断できない病気なのです。

ちなみに百日咳は、医師がその症状を認めた場合や死亡した場合は届け出を出さなければいけない病気でもあります。

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百日咳のシーズンと予防方法

ワクチン

百日咳は、「風邪のような症状が出る」ということから、「冬によく起きるものだ」と考える人もいるかもしれません。ただ百日咳の場合、「この季節が起きやすい」ということははっきりとはわかっていません。通年にわたって警戒すべき病であると言えるでしょう。

百日咳を予防する方法としては、まずは「マスクなどの着用」が挙げられます。百日咳はせきやくしゃみなどによって飛沫感染してしまう病気ですから、マスクをつけることによって感染リスクを大きく下げることができます。

また、何よりも有効なのが「ワクチン」です。百日咳には「沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン」というワクチンが対応しています。これを受けることによって、百日咳はほぼ完全に予防することができると言われています。百日咳は、1回だけでなく、3回受けることが良いと考えられています。生後12週間のときから打つことのできるワクチンであり、1歳になる前までに3回の接種をしておくことがよいとされています。また、小学校でも定期的に接種してもらえます。

ただ、ちょっと注意してほしいのは、「百日咳のワクチンは一度打ってしまえばそれでOK」というものではない、ということです。平成22年に国立感染症研究所が出した「百日せきワクチンに関するファクトシート」のなかでは、百日咳のワクチンの効果が持続する期間は、4年~12年程度だということです。つまり0歳のときにワクチンを打った場合、早い子どもでは小学校にあがる前にワクチンの効果が切れてしまう、ということです。

また、百日咳にかかってしまった場合は、抗生物質を打ち、水分を補給するといった治療方法が問われます。たとえ百日咳にかかって症状が出たとしても、きちんと治療すれば1週間を待たずに陰性になると考えられています。

おわりに

大人も百日咳になりますが、子どもの場合は自分で異常を訴えることができませんから重篤化しがちです。また、無呼吸によって命が奪われてしまうこともあります。

百日咳は怖い病気ではありますが、幸いなことに、現在はワクチンが出ています。「子どもが注射を嫌がる・・・」という場合でも、きちんと接種を受けるようにしましょう。何かがあってからでは遅いのですから。

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