アルコール消毒は意味がない!ノロウイルスの消毒方法について

ノロウィルスの子ども
冬場になると猛威をふるい出すノロウイルスは、小さな子どもを持つ親にとっては脅威です。ノロウイルスに感染すると、嘔吐(おうと)や下痢の症状が出ます。しかも感染力が非常に強く、家族にひとり感染者が出るとあっという間に全滅することも。なんとか感染を押さえ込みたいところですが、いったいどのような手段が有効なのでしょう?

胃腸炎を引き起こすノロウイルス

病院の女の子
ノロウイルスは、「おなかの風邪」とも呼ばれる感染性胃腸炎を引き起こすウイルスです。また、食中毒の原因でもあります。感染ルートは経口感染で、なんらかの原因でウイルスが口から体内に入り込み、発症します。風邪といわれるくらいですから、基本的に症状は軽く、2日間ほどで快方に向かいます。しかし、体力のない子どもがかかると重篤化する恐れもあります。

冬場に流行するワクチンのないウイルス

ノロウイルスによる胃腸炎は1年を通して発生していますが、特に冬場に多いのが特徴です。全体の約7割が、11~2月の間に発症しています。ノロウイルスにはワクチンがなく、予防接種もありません。特効薬もないので、一度発症してしまえば対症療法しかないのです。一般的な下痢や嘔吐(おうと)のときの対応と同じで、こまめな水分補給と安静を心がけることしかできません。苦しそうな子どもに何もしてやれないのは親もつらいですが、小さな子は吐しゃ物をのどに詰まらせないように、よく見ていてあげましょう。

感染は口から!排出期間は1カ月

主な感染ルートは経口感染です。罹患(りかん)者の便や嘔吐(おうと)物には大量のウイルスが含まれています。このウイルスが、ドアノブやタオルなどを介して人の手から手へ移ります。手で口を触ったり、食品を調理する際に付着してしまったりして、口から体内に入り込むのです。罹患(りかん)者は、発症から約1カ月の間、ウイルスを排出します。症状が出ている間の排出量がもっとも多いわけですが、治ったからといって油断は禁物ということです。

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ノロウイルスにアルコール消毒は意味がない!

手を洗う女の子
ノロウイルスは、食中毒の原因でもあります。調理の際には、キッチンやまな板、包丁などを台所用のアルコールスプレーで除菌し、気をつけているご家庭も多いでしょう。そして外から帰ったら消毒用ジェルやフォームで殺菌・・・…と、ちょっと待った!実は、ノロウイルスに対して、アルコール消毒は意味がないのです。

ウイルスを不活性化するのは次亜塩素酸ナトリウム

ノロウイルスを不活性化する、すなわち殺菌するのは、次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸ソーダ)です。しみ抜きや漂白にも使われます。また、除菌剤として飲料水やプールの水にも使用されています。希釈濃度を守っていれば、人体に影響はありません。ノロウイルスのほかに、インフルエンザやO157にも有効です。ブドウ球菌・サルモネラ菌にも効果があるので、食中毒の予防にも向いています。次亜塩素酸ナトリウムは、台所用の漂白剤に多く含まれている成分です。

アルコールはあくまで補助的な役割

この記事の中ではアルコール消毒と明記していますが、一般には消毒用エタノールという名称で流通している商品もありますね。この場合、アルコールとエタノールは同じものだと思っていただいて結構です。アルコール消毒は、ノロウイルスの不活性化に効果が薄いと考えられています。もちろん、まったく意味がないというわけではありません。しかし、感染力の強さを考えると、数字の上で多少の効果があったとしても「有効である」とはいえません。特に、次亜塩素酸ナトリウムに比べるとエタノール系消毒薬は手に入りやすく、手指の殺菌に使われやすいものです。「消毒したから安心!」と勘違いされると、感染を広げることにもなりかねません。アルコール消毒はあくまで手洗いができないときの補助的な手段と思ってください。

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2歳差で生まれた娘と息子はすでに高校生。子育ても一段落したと思いきや、思春期の悩みに付き合わされている40代後半の働くお母さんです。保育の現場で子ども達に癒やされながら日々勉強中。しかし子育てには、教員免許もたいして役に立たず。それよりも、演劇部で鍛えた妄想力と演技力の方が役に立ったような気がします。「子どもの主食はあそび」の信念で、とにかく楽しく、子どもの人権を尊重した育児が理想。あくまで、理想・・・。

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