【医師監修】2回目以降にミルクを飲ませると発症!怖いミルクアナフィラキシーとは?

監修医師プロフィール:山中岳先生の写真山中岳 先生

平成8年医師免許取得 東京医科大学病院小児科。

子供の心身の成長に向き合う現場を20年以上経験する医師。経験に加え、日本小児科学会専門医・指導医、日本小児神経学会専門医・指導医、日本てんかん学会専門医・指導医、と数多くの資格を所持。日々、てんかんや熱性けいれんなどのけいれん性疾患、頭痛、発達の遅れ、脳性麻痺など、主に神経疾患のお子さんの診察を行っています。

http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/shinryo/shoni/staff/294.html


ミルクを飲む赤ちゃん
アナフィラキシーショックとはアレルギー反応のひとつで、短時間に激しい症状が現れるのが特徴です。2回目に蜂に刺された時、そばを食べた時などの症状が有名です。乳幼児の場合は、2回目のミルクが原因で引き起こされることもあります。そこで今回は怖い「ミルクアナフィラキシー」について、原因・症状を詳しく解説していきます。

ミルクアナフィラキシーとは一体何?

ミルク
ミルクアナフィラキシーとは、ミルクが原因で強いアレルギー反応を引き起こしている状態のことです。まだ消化機能の弱い乳幼児では、2回目以降にミルクを飲むことで発症してしまうことがあります。症状に早めに気づくことが大切です。

医療用語では「乳幼児消化管アレルギー」

ミルクアナフィラキシーはミルクアレルギーの症状のひとつです。ミルクアレルギーは医療用語では「乳幼児消化管アレルギー」と呼ばれています。乳幼児消化管アレルギーは、大豆や牛乳、母乳でも引き起こされることがありますが、圧倒的に原因として高いのが「粉ミルク」です。

ミルクアナフィラキシーの症状とは?

2回目以降にミルクを飲ませている途中から消化器症状が出はじめるのが特徴です。

  • 授乳開始後の授乳力低下
  • 胆汁性の嘔吐(おうと)(緑色、濃い色の嘔吐)
  • 嘔吐
  • 腹部膨満
  • 下痢
  • 血便

さらに、上記の症状がなくても下記の症状が出ている場合も注意が必要です。

  • 体重増加不良
  • 授乳力減少
  • 発達低下
  • 貧血
  • 活動力低下

症状があっても、全身状態が良好であれば緊急性はありませんが、ぐったりしている・苦しそう・いつもと嘔吐が違うなどの場合は早急な対応が必要です。

「じんましん」の症状なし?脱水症状に注意

じんましんが絶対に出現しないというわけではありませんが、じんましんは症状として含まれていません。
そのため、じんましんが出現していなくても、先述のような主に消化器症状を主体とした症状があれば、この病気を疑うきっかけになります。症状として多いのは「嘔吐・下痢・血便」の三つです。そのため脱水症状を引き起こしやすいです。発熱を起こすこともあります。重症化すると輸液をする必要が出てくるので早めに病院を受診しましょう。

合わせて読みたい

https://tamagoo.jp/childrcare/summary-that-diarrhea-not-cured/

ミルクアレルギー・アナフィラキシーの対処

乳児湿疹
ミルクを飲ませた後に乳幼児の異変に気がついたら、その後の対処が重要となってきます。自分でミルクアレルギーと判断するのではなく、まずは病院で診察・診断を受けるのが最優先です。ミルクアナフィラキシーの場合は急激な血圧低下や呼吸の乱れ、脱水症状などが起こることがあり、早急な対処が必要です。顔色が悪かったり、呼吸が乱れたりぐったりしている時はアナフィラキシーショックの可能性があるので、すぐに救急車を呼びましょう。

それほどでなくてもミルクを飲んだ後から乳幼児に異変がみられたらすぐに病院を受診しましょう。ミルクを飲んだ時間・量、どんな症状が出ているか、飲んでからどのくらいで症状が出はじめたかなど、分かる範囲のことはメモしておくと医師が診断をつけやすくなります。ミルクアレルギーの疑いが強い時は、血液検査や消化管の検査をすることで確定診断を出します。

ミルクアレルギーの治療方法

アナフィラキシーショックにより激しい症状が出ている場合は、輸液投与、貧血治療が行われることがあります。しかし、多くの場合の治療法が「粉ミルクの切り替え」です。治療用粉ミルク、アレルギー用粉ミルクなどと呼ばれているものに変更します。乳幼児期のミルクアレルギーは成長とともに治癒することがほとんどなので、心配しすぎる必要はありません。
成長障害や重篤な合併症(壊死性腸炎・大量の下血・消化管破裂など)を起こさなければ予防は不要です。2歳までに寛解することが多いです。

合わせて読みたい

粉ミルクはどれを選べばいい?人気のおすすめ7選!
粉ミルクはどれを選べばいい?人気のおすすめ7選!
ミルク育児や混合育児の場合、粉ミルクを用意しなければなりません。現在では、数十種類にも及ぶ粉ミルクがあり、どれを選べばよいのか悩む方や、...
2人の男の子のママとして毎日奮闘中!医療業界で働いていた経歴を生かし、健康・子育て情報を発信するフリーライター。

この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。

購読はいいねが便利です!
【医師監修】2回目以降にミルクを飲ませると発症!怖いミルクアナフィラキシーとは?
この記事をお届けした
たまGoo! - 妊活・妊娠・出産・育児の応援サイトの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!
スポンサーリンク

良ければシェアをお願いします。

アプリで
たまGoo! がもっと便利に

iPhone,AndroidのアプリでたまGoo!が便利に。

たまGoo!が便利なアプリになりました。
ちょっとした時間にチェック、電車の中でもサクサク快適。
たまGoo!をより近くに感じてください!

トップへ戻る