【医師監修】冬になると大はやりノロウイルスの症状・原因・治療・予防・家庭ケア

監修医師プロフィール:山中岳先生の写真山中岳 先生

平成8年医師免許取得 東京医科大学病院小児科。

子供の心身の成長に向き合う現場を20年以上経験する医師。経験に加え、日本小児科学会専門医・指導医、日本小児神経学会専門医・指導医、日本てんかん学会専門医・指導医、と数多くの資格を所持。日々、てんかんや熱性けいれんなどのけいれん性疾患、頭痛、発達の遅れ、脳性麻痺など、主に神経疾患のお子さんの診察を行っています。

http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/shinryo/shoni/staff/294.html

病気に苦しむ赤ちゃんのイラスト

冬になると大はやりする「ノロウイルス」。大変恐ろしいこのウイルスですが、「名前だけは知っているけれど、どういうものかよくわかっていない」という人も多いのではないでしょうか。そこでここでは、「そもそもノロウイルスとはどんなもので、どんな症状を伴うのか」「原因は何なのか」「予防や治療はどうしたらいいのか」について見ていきます。

ノロウイルスとは検知が難しいウイルス

ウイルス

ノロウイルスの歴史は、古くは1968年ごろにまでさかのぼれると言われています。ただそのときには、「ノーウォークウイルス(ノーウォークとは、ウイルスが発生した町の名前です)」と言われていました。これは小型球形ウイルスである、とされて2002年までずっとそう呼ばれてきました。ただ、研究の結果、小型球形ウイルスには2種類ある、ということが判明しました。片方は「サポウイルス」、もう片方は「ノロウイルス」と名付けられました。

ノロウイルスは、非常に凶悪なウイルスでありながら、検出が難しいと言われています。なぜならノロウイルスの遺伝子の型はとても多いからです。そのうえ、治療や発見のために培養しようとしても増やすことができないという特徴を持っています。

ノロウイルスが感染する原因と対策~食材などを介す場合

あさり

ノロウイルスが感染する原因はいくつかあります。まずは、「ノロウイルスを含む水を飲んだ」という場合。アウトドアなどで井戸水を飲んだことがある、という経験を持つ人も多いのではないでしょうか。ひんやりとした自然の井戸水は大変おいしいものですが、中にはノロウイルスに汚染されているものもあります。これを飲むことでノロウイルスに感染してしまうのです。安全性が担保されていない水は飲まないようにしましょう。

ノロウイルスに侵されている食品、特に二枚貝などを食べた場合でも感染します。ノロウイルスは熱に弱く、90度程度の熱で1分半以上加熱することで失活化します。そのため、生食や半生の状態のものでなければほぼ安全です。

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ノロウイルスが感染する原因と対策~人を介す場合

ゴム手袋

ノロウイルスは、「人」からも感染します。ノロウイルスは便や吐しゃ物によく含まれます。
幼い時は吐き気がしたら堪えきれずに、ところかまわず吐いてしまうでしょう。
その処理をする際に保護者が感染してしまうことがあります。しかし、正しい手順でしっかりと処理することで対処できます。

手順

  1. まずは手袋とマスクを着用しましょう。
  2. ペーパータオルで該当物をふき取ります。
    このときに乱暴にこすってしまうとノロウイルスが空気中に舞ってしまうので、必ず静かに行います。
  3. 次亜塩素酸ナトリウム(濃度は200ppm)で拭き、水拭きも行います。
    ※2Lのペットボトルにボトルキャップ2杯分の漂白剤と水を入れることで濃度200ppmになります。
  4. ペーパータオルなどはしっかり密閉して捨てます。
    この中にも次亜塩素酸ナトリウムを入れておくとよいと言われています。

また、吐いてしまう前の対策として、牛乳パックなどの中に向けて吐いてもらうようにするという方法があります。まだ幼い場合は難しいかもしれませんが、パック内にうまく吐くことができれば、そのままパックの口をしっかり閉じて捨てることができ、処理が少し楽になります。
ノロウイルスはせきやくしゃみなどによって飛沫(ひまつ)感染もします。家族がノロウイルスに感染している、という場合はマスクや手袋を着用し、十分に気をつけましょう。

なかなか避けがたいのが、「食べ物を扱う人がすでにノロウイルスに感染していた」という場合です。家の中でなら避けることができますが、外食に行った際に、そこで働いている従業員がノロウイルスに感染していた・・・ということになると、避けることはほとんど無理でしょう。飲食店を経営している人間に対しては、「せきや腹痛が激しい人は休ませるように」と国も警告をしていますが、業務をまわしていくためになかなか徹底していないのが現状のようです。

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