コロナの感染予防で学校を自主休校。これって過保護?

自主休校
新型コロナウイルスの急速な拡大で、政府は2020年3月に全国の小中学校を一斉休校するという指針を発表しました。年が明けた2021年もコロナによる感染の危険性は続いていますが、一斉休校は昨年夏に解除され、感染の予防や対策を行いながら子どもたちは学校生活を送っています。しかし、コロナ禍の中で学校に行かせることは避けたい親もおり、自主休校させている家庭も存在します。ここでは、自主休校をしている子どもがどのぐらいいるのか、親はどう考えているのかなどについて解説します。

コロナ感染が不安!自主休校している子どもの現状

家で勉強する
現在、全国の小中学校は不自由な面がありながらも、コロナ対策に努めています。また、子どもたちも感染予防をしながらできる範囲で、勉強や課外活動などに励んでいます。その一方で、まだ不明なことも多いコロナウイルスを恐れて、自主休校している子どもも一定数いるということが分かっているのです。

2020年度に自主休校した子どもはどのぐらい?

日本トレンドリサーチが2020年8月に行った調査によると、自分の子どもを登校させたくないので、自主休校させている家庭が2.8%いるということが示されました。この調査は、全国の約1,000人の親にアンケートを取った結果であるため、実に30人程度の子どもが自主休校をしているということが分かります。

保護者アンケート1

また、自主休校はさせていないものの、抵抗はあるが登校させていると答えた親の数も64%にのぼっているのです。つまり、半数以上が子どもを登校させることに不安を感じていることがうかがえます。

札幌においては約90人の子どもが自主休校している

一方、北海道の教育委員会が道内の6市(人口15万人以上)において、2020年4月~10月に30日以上学校を休んだ子どもに対する調査を行ったデータも出ています。その中でコロナの感染を理由に挙げた小中学生の数は、91人という結果が示されているのです。あくまでも、この調査は道内の6市に限ったものであるため、北海道全域に拡大すると、自主休校をしている子どもの数がより増えることが予測されます。

多くの親は自主休校に賛同できると回答

子どもを自主休校させている親は、学校に登校させないという考えのもとで事を進めています。では、子どもを自主休校させていない親はどう思っているのでしょうか?再び、日本トレンドリサーチの調査を見ると、賛同できると答えた親は64%にものぼっています。その理由としては、「命より大事なものはない」「コロナから子どもを守ろうとする親の気持ちは分かる」などという回答が得られています。

ただ、この考えに賛同できないという人も36%おり、理由としては、「他の子どもと学力の差がつくから」「学校では勉強以外のことも学べるから」などといった子どもの将来を心配する声が目立っています。

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子どもを自主休校させる理由について

登校のリスク
ひとくちに、コロナの感染が怖いからといっても、自主休校させる理由にはさまざまなものがあります。そのいずれの意見の中にも、感染することで子どもの状況や将来に影響を与えたくないという気持ちが潜んでいることがうかがえます。

コロナ感染を親や子どもが心配しているから

コロナ感染が判明しても、免疫力がある若い世代は軽症であることが多いと言われています。しかし、いくら年齢が若くても、子どもの体調や状況は一人ひとり異なるのが現実です。若い世代の人がコロナに感染により重症になったケースや回復後も後遺症に悩まされることが、実際には存在します。そのような事態になる可能性もあるので、親をはじめ、子ども自身も自主休校を選ぶことが少なくありません。

子どもや家族に持病や基礎疾患があるから

持病や基礎疾患がある人がコロナに感染すると、重症化するリスクが高いとされています。小中学生でもこのような状態にある場合もありますし、一緒に住んでいる家族が病気を持っているケースもあるでしょう。そういう状況下にいると、子ども本人はもちろん、家族感染のリスクも高くなってしまいます。やむにやまれぬ事情があり、自主休校につながることもめずらしくありません。

受験を控えているので、リスクを負わせたくない

小学6年生や中学3年生の子どもは受験生ということもあり、体調管理にはとても気を配っていることが多いものです。もしもコロナに感染し、受験することができなくなったとしたら、子どもの将来の計画が台無しになることもあり得るでしょう。大事な時期だからこそ、感染リスクを上げないために自主休校をするケースもあります。

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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》

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