1歳になるとどんな症状になる?自閉症の赤ちゃんの特徴を四つ紹介

おすわりしている赤ちゃん

生まれつきの障害である「自閉症」。自閉症を患っている子どもは、どのような特徴を示すのでしょうか。そこで今回は自閉症という病気と、1歳前後で見られるその特徴についてお話していきます。

自閉症という病

なく赤ちゃん

「自閉症」という言葉だけを聞くと、「自分の世界に閉じこもっている」「精神的につらいことがあって、人としゃべることのできない状態だ」という風に受け止めてしまう人もいるかもしれません。

しかし自閉症というのは、そのように、精神状態に左右される病気ではありません。

発達障害のうちの一つである「広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい)」の一種であり、生まれつきの病気です。後天的になるものではないのです。

自閉症の場合、言語関係において発達の遅れが見られることがあります。また、強いこだわりを持って同じ行動を繰り返したり、人間関係や社会生活をうまく営めないなどの障害が現れたりすることがあります。

具体的な症状としては、相手の気持ちをうまく読み取ったり、言葉の意味を正確に理解するのが難しかったりする、というものがあげられます。また、自分自身の決めた手順通りにことを運ぶことにこだわったり、同じ行動を何度も繰り返したりすることがあります。

知的障害を伴うこともありますし、注意力が非常に低くなるなどの合併症場が見られることもあります。ただし、知的障害をまったく伴わない自閉症の方もいます。自閉症の割合は500人に1人程度だと考えられています。ただ、その重さには個人差があるため、「軽度の人も数に入れるなら、100人に1人程度はいる」とする説もあります。

ちなみに、男性の方が自閉症を持って生まれる確率が高いと考えられています。また、近親者に自閉症の方がいる場合、発生する確率が大きくあがります。ただし、5倍~10倍にはなるものの、「自閉症の兄弟がいたら、下の子も必ず自閉症になる」「自閉症の姉がいるので、私の息子も必ず自閉症を患って生まれてくる」と断言できるわけではありません。

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1歳児に見られる自閉症の特徴とは

ビーチで遊ぶ子ども

近親者に自閉症の方がいた場合、「自分たちの子どもも自閉症かもしれない」と考える人もいるかもしれません。しかしそうではない場合、なかなかその発想には至らないでしょう。また、小さな子どもの場合、大人のようなコミュニケーション能力を持っているわけではありませんから、気づきにくいということも言えます。

ただ、自閉症を持っている赤ちゃん(1歳前後)の場合は、以下のような症状が見られることがあります。

1.意思の疎通が困難である

大人ほどはっきりとはわからないものの、1歳前後になると「コミュニケーション」の部分で少し他の子どもとは違うな、と感じられるところが出てきます。

子どもは親のまねをよくします。それによって社会性や行動を学んでいくわけですが、自閉症の子どもの場合はこのような「まね」があまり見られません。周囲に対する関心が希薄であるため、親や周りの存在を意識していない行動がよく見られます。

「指さし」ではなく、親の手を引き寄せるかたちで物事を伝えることが多くなります。

2.多動症状

また、「多動症状」が出ることもあります。
落ち着きがなく走り回るなどの行動がよく見られます。子どもの場合は自閉症であるかないかに関わらずに走り回ることがありますが、自閉症の場合はその傾向が顕著です。

3.パニック症状

行動にこだわりがあるので、それを妨げられたときにパニック症状が起きることもあります。

4.睡眠が不規則

赤ちゃんの睡眠時間は不規則なものですが、自閉症の子どもの場合は特に乱れやすいと言えます。2~3時間程度しか眠っていないにも関わらずいつまでも起きている、などの症状が見られることがあります。自閉症の特徴として見られる「言葉」の問題ですが、これは1歳前後の場合はそれほど顕著ではありません。1歳前後の子どもの場合、自閉症である・自閉症でないに関わらず、まだ言葉の発達は十分ではないからです。

上では自閉症のお子さんの特徴をあげましたが、これもすべてのお子さんに見られるわけではありません。また、障害がない子どもであっても、成長の速度には個人差があります。1歳前後の場合は、保護者が正確な判断を下すのは難しいでしょう。わかり始めるようになるのは、3歳前後からだと言われています。

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