アレルギー性鼻炎の原因・症状・治療法・予防法まとめ

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鼻をかむ少年

今や、国民の5人に1人がアレルギー性鼻炎を持っているといわれます。最近では発症の低齢化も進み、子どものアレルギー性鼻炎も多くみられます。命にかかわる病気ではありませんが、そのまま放っておくと日常生活に影響を及ぼすことも。さっそく原因や症状から予防法までご紹介していきます。

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アレルギー性鼻炎について

ほこり

アレルギー性鼻炎は、ほぼ一年中症状が現れる通年性アレルギー性鼻炎と、ある特定の時期に症状が現れる季節性アレルギー性鼻炎の大きく2つに分類されます。

通年性アレルギー性鼻炎は、冬場や夏場に症状が強く現れる傾向があります。これは冷暖房をかけるため窓が閉め切った状態となり、ハウスダストが室内を飛び回るからです。また、空気の乾燥も症状を悪化させる原因となります。

一方の季節性アレルギー性鼻炎はいわゆる「花粉症」とも呼ばれ、花粉が抗原(アレルゲン)である場合がほとんどです。発症時期は、アレルギーの原因となる植物の開花時期と一致しています。複数の花粉に反応を起こすようになると、ほぼ一年中症状が現れます。

また、くしゃみ・鼻みず(水溶性)・鼻づまりというアレルギー性鼻炎の三大症状に加え、眼やのどのかゆみ・眼の充血・涙目などの症状を伴います。

アレルギー性鼻炎の症状

くしゃみ

くしゃみ・鼻みず(水溶性)・鼻づまりが代表的な症状で、風邪の初期症状と似ています。

子どものアレルギー性鼻炎では、成人に比べて鼻づまり型が多く、くしゃみ型が少ない傾向にあります。また、眼のかゆみや充血といった症状が、成人に比べて強く現れる傾向があります。

アレルギー性鼻炎の発症は、自律神経の働きと深いかかわりがあります。自律神経には交感神経副交感神経があり、日中は交感神経が、夜から朝にかけては副交感神経が働きます。アレルギー性鼻炎の症状は、副交感神経の働きが活発になった時に出やすくなるため、朝夕に強く現れる傾向にあります。

アレルギー性鼻炎の診断基準

吸引

はじめに問診で、発症時期や症状の程度、家族のアレルギー既往歴などについて質問されます。続いて鼻粘膜の状態をみるための鼻鏡検査や、風邪の初期症状とアレルギー性鼻炎を見分けるための鼻汁中好酸球検査などを行います。

好酸球は、白血球の一種でアレルギー性の炎症が生じた組織にたくさんみられます。好酸球が鼻粘膜から検出されるとアレルギー性鼻炎が疑われますが、つねに検出されるというわけではなく、花粉症の季節外やアレルギー反応が弱いときは検出されない場合もあります。

検出された場合は、アレルギー性の炎症がおきていると思って間違いなく、検出されないからといっても、アレルギーを否定はできません。

上記の検査の結果、アレルギー性鼻炎と診断されると、原因となっている抗原(アレルゲン)を特定するための皮膚反応検査・血中特異的IgE抗体検査・鼻粘膜誘発テストを行います。ほかにも、副鼻腔炎の合併の有無を調べるためレントゲン検査を行う場合もあります。

アレルギー性鼻炎になる原因

鼻をおさえる

抗原(アレルゲン)が鼻から体内に侵入すると、私たちの体は「抗体(=IgE抗体)」という物質を作って抗原を攻撃します。IgE抗体とは、アレルギーの原因となる抗原との接触を繰り返すたびに体内に蓄積される物質で、一定量を超えるとアレルギー性鼻炎を発症します。このような体の防御システムを「免疫」といいます。

しかし、抗体が体内で増えすぎると過剰反応を起こし、くしゃみや鼻みずなどによって抗原を排除しようとします。これがアレルギー性鼻炎の原因となります。

アレルギー性鼻炎の治療法は?

家族

治療法は、抗原(アレルゲン)の除去や回避・薬物療法・特異的免疫療法(減感作療法)・手術の4つに分かれます。重症度や抗原の種類、患者さんのライフスタイルによって治療法を選択します。

アレルゲンの除去や回避

原因となる花粉、ダニ、ハウスダストを避ける治療です。外出時にはマスクを着用する、帰宅時には玄関外で衣類をよくはたいて家の中にアレルゲンを持ち込まない、布団や洗濯物を外に干さない、家の掃除をこまめにするといった対策をとります。

薬物治療

抗ヒスタミン剤やステロイドなど、個々の重症度や症状に合う飲み薬や点鼻薬が処方されます。小さな子供の場合は点鼻薬を嫌がることが多いので、親がきちんと投薬するか、お手本を見せて慣らしていく必要があります。市販薬はほとんどが成人用なので、耳鼻科で処方してもらうと安心です。

特異的免疫療法(減感作療法)

微量のアレルゲン物質を継続的に体内に取り込むことでアレルゲンに対する反応を弱くしていく治療法です。完治の可能性もあり注目されている治療法ですが、かえってアレルギー反応が重く出る危険性もあるので、けっして自己流で行わないでください。この治療法を行う際は医師とよく相談しましょう。

手術

強度の鼻づまりやほかの治療法で効果がみられない場合は、手術による治療を行います。レーザー手術は、抗原に対して過敏になった鼻粘膜を軽く焼くことで反応を弱めます。

入院が不要なため用いられやすい方法ではありますが、おとなしく治療を受けられない乳幼児などには適しません。個人差はありますが、数ヶ月から2年程度効果が持続します。しかし、焼かれた鼻粘膜はいずれ再生するため、完治にはいたりません。

そのほか、鼻粘膜を切除する手術や鼻づまりを改善する整復術、鼻みずを分泌する神経を切って鼻みずを止める手術などがあります。これらの手術はそれぞれ全身麻酔で行われ、1週間ほどの入院を必要とします。ただし、子どもに適用されることはほとんどありません。

アレルギー性鼻炎の予防について

ペット

アレルギー性鼻炎になるかどうかは、その人自身の遺伝的な体質によるところが大きいため、完全に予防することは困難です。しかし日常生活の中で注意を払うことで、アレルギー性鼻炎の症状を改善するとともに発症を予防したり悪化を遅らせたりすることは可能です。おもな予防法は以下になります。少しの意識で改善できることもたくさんありますので、ぜひ実践してみてはいかがですか。

分煙・禁煙を徹底する

たばこの煙は鼻の粘膜を刺激し、症状を悪化させる原因になるので注意が必要です。職場や家庭で、分煙・禁煙を実践しましょう。

ペットを室内で飼わない

犬や猫などの体にすみついたダニはアレルギーの原因になります。ペットは寝室に入れないようにしましょう。ペットの飼育環境を清潔に保つことも大切です。

体に抵抗力をつける

十分な睡眠を取り、過労を避け、ストレスをためないことが大切です。体の抵抗力を高めるため冷暖房に頼った生活を避け、適度なスポーツをするようにしましょう。

バランスのとれた食生活を心掛ける

タンパク質や脂肪の摂り過ぎは禁物です。毎日のメニューにビタミンやミネラルをたっぷり含む野菜などを取り入れ、バランスのよい食事を摂る習慣をつけましょう。また食品添加物を含む食品にも注意が必要です。

アレルギー性鼻炎の入院の必要性は?

治療法でご紹介したように、鼻粘膜を切除する手術や鼻づまりを改善する整復術、鼻みずを分泌する神経を切って鼻みずを止める手術などを行う場合は、約1週間程度の入院が必要となります。

おわりに

現代病ともいわれるアレルギー性鼻炎は、一度発症すると長い治療を要します。しかし後天的な要因の場合は、生活を見直すことで症状が軽くなり、出なくなることもあります。わが子がアレルギー性鼻炎で苦しまないために、生活習慣をきちんと管理し、症状が出たら早めに受診するようにしてあげましょう。

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