さまざまなアレルギー疾患が起こる「アレルギーマーチ」の予防策は?

良ければシェアをお願いします。

アレルギーマーチ

アレルギーは非常につらいものです。アレルギーを患うと、日常生活でさまざまな制限が出ますし、場合によっては命の危険にまで話が及びます。そしてそのアレルギーが、さらに輪をかけてひどい形で現れるものがあります。それが「アレルギーマーチ」です。

スポンサーリンク

アレルギーマーチとアレルギー

食べ物アレルギー

アレルギーマーチについて知るためには、まずは「アレルギーとは何か」ということから考えていかなければなりません。

アレルギーとは、「免疫が過剰に反応して起こる健康被害」のことです。人間の体は異物を感知するとそれを追い出そうと働き始めますが、アレルギーの場合は、本来なら異物でもなければ有害でもないものを「敵だ」と認識して免疫系統が反応してしまいます。これがアレルギーの基本的な考え方です。

次に「アレルギーマーチ」について見ていきましょう。

これは、ある1つのアレルギーを患っている人に次から次へと新しくアレルギーが起きていく事例を指します。子どものころは牛乳に反応していたのに、成長してからはダニに反応するようになり、アレルギー性鼻炎などを起こす・・・というような状態を指します。

次から次にアレルギーが連鎖して起こるため、非常につらく、制限も多くなっていきます。しかし、場合によっては子どもの頃に出ていたアレルギーが成長とともにおさまる、という可能性もあります。

アレルギーマーチは、まずは「食品アレルギー」という形で現れることが多いようです。ちなみに、食物アレルギーが起きる可能性は1歳未満の乳児がもっとも高いと言えます。

アレルギーマーチの原因

花粉

アレルギーマーチの原因はいくつかあります。

まず、親からの影響。親がアレルギーを患っていた場合は子どもに遺伝することが多いと言われています。両親ともにアレルギーを患っている家庭の場合、子どもがアレルギーを患うリスクは50~75パーセント程度だと言われています。片方の親だけがアレルギーを持っている場合は30パーセント程度ですが、両親ともにアレルギー歴ではないときに比べて明らかにリスクが高くなります。

また、アレルギーは「環境」によっても起こりやすさが違うと言われています。花粉が多く舞っている年に生まれてきた場合、免疫たんぱく質(体を守るために働くたんぱく質)がよく作られます。また、ダニなどが多いところに住んでいるとダニアレルギーが起きやすくなるとも言われています。

遺伝的要因が関わってくる以上、アレルギーの起こるリスクをゼロにすることは難しいでしょう。そのため、「予防策」を考える方が現実的なことだと思います。

合わせて読みたい

アレルギー性鼻炎の原因・症状・治療法・予防法まとめ
今や、国民の5人に1人がアレルギー性鼻炎を持っているといわれます。最近では発症の低齢化も進み、子どものアレルギー性鼻炎も多くみられます。命にかかわる病気ではありませんが、そのまま放っておくと日常生活に影響を及ぼすことも。さっそく原因や症状から予防法までご紹介していきます。 アレルギー性鼻炎につ...

アレルギーマーチの予防策

就学前

初めに述べておきたいのですが、単純な「アレルギー」の場合は、成長とともに表れなくなっていく可能性もあります。特に食物アレルギーの場合、就学前にそのうちの90パーセント程度が症状の落ち着きを実感できると言われています。ただ、次々と起こるアレルギーマーチは常に形骸が必要です。

まずは、「アレルゲンとなるもの」を食べないようにします。これはもっとも簡単な予防策です。幼稚園や保育園、学校に行く際は教師や保育士に申し送りをします。

また、子どものアレルギーは母体の影響を受けますから、アレルゲンになりやすい食材を避けて妊娠生活を送ることも一つの対策です。特に卵などは慎んだ方がよい、とされています。

アレルギーを起こさないようにするためには、アレルゲンから身を遠ざけることが何よりも大切です。ある食材に反応するのであれば、その食材がまったく入っていない食べ物を選びましょう。

外食の場合は、「きちんとアレルギー表記はできているか」などをチェックする必要があります。ただ、「アレルゲンは入っていないが、アレルゲンと同じ油で調理している」というところも多いので警戒が必要です。

合わせて読みたい

下痢がなかなか治らない!1歳児の下痢の原因と対処法
子どもの体調は変わりやすいものです。また、大人とは違って自分自身で対応ができないため、場合によっては長引くこともあります。 今回はこんな子どもの体調不良の一つである「下痢」に焦点をあてて、原因と対処法を見ていきます。 1歳児の下痢はなぜ起こる? まずは、「なぜ1歳児が下痢をするのか」に...

アレルギーマーチの治療

アレルギー薬

小さな子どもにアレルギーの症状が認められたのなら、抗アレルギー薬を投与していく、という方法もあります。これを使い続けていると、アレルギーを由来とする病気が起こりにくくなります。「時間が経てばおさまるアレルギー症状」もありますが、場合によっては治療が必要になることもあります。この場合の治療方法も見ておきましょう。

現在は「減感作療法」として、アレルゲンを少しずつ摂取して様子を見る方法もあります。食物アレルギーによく使われる方法であり、「大丈夫な量」を図っていくものでもあります。ただこの方法は極めて危険です。やるのであれば、医師がいる病院で、厳格な検査体制のもと行う必要があります。

症状が出た場合、抗ヒスタミン薬などの投薬治療が行われます。どの薬を使うからはその人の状態などで決められますが、独断で飲むのをやめたり、多くの量を飲みすぎたりすることは避けましょう。

おわりに

アレルギーはとてもつらいものです。日常生活が送りにくくなることもありますし、「好きな食べ物なのに食べられない」ということもあります。子どもに我慢させることは、親としてはなかなかつらいものでしょう。

アレルギーは加齢とともに落ち着いてくることも多いのですが、次から次へと新しいアレルギーが起こることもあります。このアレルギーマーチを止めるためには予防にしっかり心がけたいものですが、あまり神経質になってもストレスがたまります。薬で押さえることもできますから、うまく折り合いをつけていきたいですね。

ピックアップ

1歳でも指しゃぶりが止まらない!上手な4つのやめさせ方
幼少期の問題として挙げられる「指しゃぶり」。早めにやめられる子もいれば、小学生になっても癖になってしまっていてやめられない子もいます。1歳になるまでは成長過程で必要な行動ですから問題ないですが、2歳3歳になってもやめられない場合には習慣化して癖になってしまうことも考えられます。 今回は癖になる...
鼻水が出たら要注意!1歳までになりやすい中耳炎の予防は?
中耳炎は、3歳までの乳幼児の70%がかかると言われていて何度もかかる子もめずらしくありません。ですが、赤ちゃんがかかりやすい病気とはいえ、耳が痛いのは可哀想ですし、パパママもお世話や通院が大変です。できる限り予防をしたり、軽い症状のうちに治したりしたいですよね。 そのためには普段の生活の中でか...
赤ちゃんの鼻づまりが心配!自宅でできる鼻水吸引3つの方法
赤ちゃんの鼻水が詰まっていてかわいそう・・・というのは、保護者ならよく思うことなのではないでしょうか。今回は、自分で鼻をかむことも出来ない赤ちゃんの鼻づまりを解消する鼻水吸引の方法を紹介します。 「口で吸い取る」は正解?不正解? 「子どもの鼻が詰まっていたら、保護者が口で吸い取る」と...
たまGoo!(たまぐー)は、妊活、妊娠、出産をこれから迎えられる女性をサポートするため、女性のみならず、男性にも知っておいて欲しいこと、夫婦で取り組むべきことなどをコラムなどで紹介し、みなさまのご不安やお悩みに答えることを目的としたサイトです。

この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。

購読はいいねが便利です!
さまざまなアレルギー疾患が起こる「アレルギーマーチ」の予防策は?
この記事をお届けした
たまGoo! - 妊活・妊娠・出産・育児の応援サイトの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!
スポンサーリンク
あわせて読みたい

良ければシェアをお願いします。

トップへ戻る