赤ちゃんに高い高いは厳禁?!揺さぶられっ子症候群の症状・原因・治療・後遺症まとめ

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赤ちゃんに高い高いは厳禁?!揺さぶられっ子症候群の症状・原因・治療・後遺症まとめ

「子どもに高い高いをしてあげるお父さん」という図柄は、昔からドラマや映画、漫画や小説などでよくみられるものでした。大人になってからも、「よくお父さんに高い高いをしてもらったなぁ」という微笑ましい思い出を持っている人もいるのではないでしょうか。しかし現在、この「高い高い」が危険なのではないか?とみる見方も出てきています。そのキーワードとなるのが、「揺さぶられっ子症候群」です。

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揺さぶられっ子症候群って何のこと?

抱っこ

揺さぶられっ子症候群は、「乳幼児揺さぶられ症候群「乳児揺さぶられ症候群」」とも呼ばれています。名称からも分かるように、これは、まだ小さい子どもを揺すぶりすぎることによって起きます。この概念は1970年代ごろに生まれました。2000年に入ってからは母子手帳にも揺さぶられっ子症候群のことが記されるようになったと言われています。この症状は生後半年未満の子どもによくみられます。

では、なぜ揺さぶられっ子症候群が起きるのでしょうか。私たちの脳は、頭蓋骨と血管によって繋がっています。しかしこれは、非常に激しく揺さぶられてしまうことで切れてしまうのです。血管が破かれれば、そこから当然血が漏れます。これによって脳が傷つけられ、さまざまな症状が起きるのです。

この「激しく揺さぶられる」の基準はある程度はっきりしています。1秒間という短い間に3~4回ほども頭が揺れ動くことが一つの目安とされています。まだ生まれて間もない乳幼児の場合、大人とは違い、頭をきちんとした姿勢に保っておくだけの筋力がありません。また血管自体もそれほど強くないため、大人には耐えられるような衝撃であっても、網膜出血などを起こすことがあるのです。

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どんな後遺症が残るのか

後遺症

揺さぶられっ子症候群の非常に恐ろしいところは、これが「一時期だけの健康被害」にとどまらない、ということです。もちろんすべての子どもに後遺症が残るわけではありませんが、非常に重大で重篤で、一生涯治らない後遺症を患うことがあります。

痛ましい話ですが、親を中心とした大人からの虐待によって命を落としてしまったり、生涯を患ったりする子どもたちは後を絶ちません。幸いにして加虐者から引き離すことに成功した事例でも、子どもに障がいが残ってしまうケースもあります。虐待を受けて障がいを負い施設に収容された子どもたちを診断すると、そのうちの60パーセント以上に「その障がいは揺さぶられっ子症候群によるものではないか」という推測ができると言われています。

後遺症は人によりますが、手足が動かなくなってしまうケースもあります。寝たきりで過ごすことになることも少なくなく、日常生活を一人で送ることが困難になるケースもあります。さらにこの「後遺症」は体のものだけにとどまりません。てんかんを患ったり、言語がうまく操れなかったりするケースも決して少なくないのです。

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「高い高い」は大丈夫? 治療方法は?

高い高い

冒頭で、「高い高いが危険だとする見方もある」としました。実際、高い高いをやっていて子どもが入院した、というケースもあります。「子どもが喜んでいたので高い高いを繰り返していた」といった場合でも、高低差をつけすぎたり、早く動かしすぎたりすれば揺さぶられっ子症候群になる可能性はあります。基本的には、頭部と臀部(おしりのあたり)を大人がしっかり支えて優しく揺らしている分には問題はありません。ただ、優しく揺らしている場合でも、それが30分以上にもなる、という場合は少し注意が必要です。

保護者も人間ですから、子どもの泣き声にいら立ってしまうこともあるでしょう。早く泣き止ませようとして揺らし続けてしまうこともあるかもしれません。ただそのときは、「揺さぶられっ子症候群というものがあるのだ」と少し思い出してみてください。我が子のことを思えば少しのイライライも我慢できるはずです。

残念ながら、揺さぶられっ子症候群の治療は非常に難しいと言えます。すぐに手術になりますが、そのうちの25パーセントは生命さえも危険な状況にあると言われています。また、傷ついてしまった脳の修復はとても困難です。ただ、早期発見をすることで治療がしやすくなるのも確かです。揺さぶられっ子症候群の予兆として、「吐き戻している」「体がけいれんしている」「ほとんど目覚めない」といった症状が現れることがあります。このような症状が見られたのならば、ためらわずに救急車を呼びましょう。

おわりに

虐待でなく、「あやし」でも起こる可能性がゼロではないもの。それが揺さぶられっ子症候群です。自分の子どもを可愛がっているつもりで、後々にまで残る障害を患ってしまったなら、親としてこれ以上の悲しみはなかなかないのではないでしょうか。「異常が起きたらすぐに病院に連れていく」「揺すぶりすぎない」「子どもの頭は大人のそれよりもずっと弱いと理解する」ということを徹底していきましょう。

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